餃子係の係長

暑くてとても外に出られたもんじゃないから、録画しておいたものなどを見たり、文藝春秋芥川賞の選評などを読みながら一日過ごします。

川上弘美「結論から言います。わたしは悲しかった」結論から言います。わたしはしびれました。山田詠美川上弘美の小説に対する敬意に。

 

夕方、降って湧いたように「食べられる野草を摘んでみたい」と思いつめて、ネットで検索して、近所の公園に探しに行きます。スベリヒユという雑草と、オオバコあたりが狙いめだな。結論から言います。私は見つけられなかった。近所の公園は、草刈りしたてで刈られた草の繊維がふわふわと風に揺れていました。あまりにも悔しいので、スーパーで晩ごはんの餃子の材料を買って帰って、食べられる野草の辞典やらレシピ本やらの中古本をアマポチしてやります。

f:id:monna8888:20190812191949j:plain

だから晩ごはんは餃子です。私は別のことをしていたので、20枚入り2袋、計40個を包んだのはTPです。TPは我が家で餃子をパタンと閉じる形式にしてから、積極的に餃子係を請け負ってくれています。よっしゃ、餃子係の係長に任命しましょう、ありがたいことです。

アピチャッポン・ウィーラセタクン

昼、TPが珍しく「冷やし中華食べたい」と言うので中華料理屋へ行きます。私はザーサイと豚肉の担々麺。TPが冷やし中華を食べ終える頃、私の担々麺が来ました。冷やし中華を食べ終えても箸を置いていないようなので、器をもらってTPに担々麺を分けてあげます。お椀いっぱいの担々麺を食べてもなお、TPの目はうつろだったので、もう一杯分けてあげます。やがて小籠包がきて、TP4個、私2個。TPくいしんぼ。

 

今夜は、映画を2本観に行く予定だから、エアコンをつけて涼しい部屋で昼寝をします。グウグウ眠って起きて、バスに乗って映画館へ。

 

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督。ブンミおじさんの監督です。この監督の名前がどうしても覚えきれない。アピチャッポン・ウィーラセタクンアピチャッポン・ウィーラセタクンアピチャッポン・ウィーラセタクン、ポスターを見ながら何度も口に出して練習します。アピチャッポン、だけは何とか覚えられました。

世紀の光 [DVD]

世紀の光 [DVD]

 

 1本め。田舎の病院の、外に広がる田んぼに、やっぱり何かが落ちてきました。プッと吹き出して笑います。時間も場所も超えて繰り返し営まれる人生、スクリーンを見ているようで、自分の人生が透けて見えます。

 

2本め。「真昼の不思議な物体」、自分の生い立ちを泣きながら話す移動式の魚&魚醤屋の女性に、アピチャッポンさんらしき監督は、作り話でもいいから物語を続けてくれと言います。その物語が映画となって、また別のひとたちに語り継がせて・・・。何度も吹き出して笑いました。TPなどのけぞって大笑いしています。最後だけ「長げーよ!」とイラッとしながら、それでも笑って、ふわ~っとした氣分で歩いて家に帰りました。

Metaphors [HEADZ219]

Metaphors [HEADZ219]

 

 映画館のカウンターにあるのを見た瞬間から、絶対に買って帰るだろうとわかっていたCDを買って帰ります。教授絶賛らしい。帰って早速聴いてみます。私も大絶賛。

f:id:monna8888:20190811232916j:plain

商品がどれも大量生産で新鮮なものが少ないからあまり好きではないスーパーに寄って、さしみこんにゃくを買います。私はさしみこんにゃくが好きだから、2つ買ってやります。辛子酢味噌で食べるんだ、辛子とお酢と味噌をねりねりして。

 

やっぱり映画はいいなー、人生がひっくり返ったような氣持ちになるな。何がいいって、まだお休みが残っているってところが、いいなー!

へっとへとのへっろへろ

土曜日。自宅で仕事。終わりの見えない仕事に、何とかゴールを見出そうとして。出勤しているのと同じ時間をノンストップで働いて、へっとへとのへっろへろになります。もう声も出ない。でも、やれるところまではやった。膨大な量のものを、何とか区分けできた。エラい、私エラい。

海のオルゴール―子にささげる愛と詩

海のオルゴール―子にささげる愛と詩

 

 RCが「久々に読み返したら、思っとったのと違った、なんかすごかった」と貸してくれた本を読み終えます。なんかすごかった、のたうち回るように生きて、やがて心の声のお導きを受けて。その激しさ。

 

仕事でへとへとだけれど、それもこれも、3連休だからこそ。3連休は、心の宝石です。ピカッ!

早くもアレンジ

f:id:monna8888:20190810140608j:plain

今日も、おつまみの本を持って出勤して、茗荷としらすのことばかり考えながら働きます。だっておしごと終わらないんだもん!今回はギュウギュウの締切が設けられているから。普段、勝手に自分の仕事だと思ってがんばっているところは、山のようなおしごとの工程をギューッと縮小させて、いつの日か誰がやっても簡単に間違いなく進めることができるようにすること。今はその山を紐解いているところだから、終わりが見えなくて苦労しているところ。 

雨の箱庭

雨の箱庭

 

 喫煙所の立ち話しで、音楽の話題をしていたので私も「我慢できずにコトリンゴちゃん買っちゃった」と言うと、20代で普段は海外のビーチなどでDJをやっているというの男の子(どんだけ異世界なんだよ)が「ここ10年くらいCD買ってない、全部ダウンロード」と言うので、私はCDの順番が好きやし、歌詞カード見て歌いたいと答えると、今はスポティファイとか歌詞出ますよねと言うので、携帯持ってないと答えると、別のひとが「携帯持ってないって、え?どういうことですか?」と驚いて、元隣席のT君が「このひとは携帯もスマホも持ってないんですよ、だからタイだって地図買って、それで移動してましたもんね」と言って初めて、「えーっ、携帯持ってないひと、生まれて初めてかも」「ヒップですねー」「いやー、ヒップだ」と大騒ぎしてくれました。何だかスンマセン。「でもこういう職場で、携帯無しで働いている人がいるって思うと、何かいいっすね、ヒップっす」とか言われて、こんなに褒められる(?)とは思ってなかったので、うふふとほほえみながら帰ります。

f:id:monna8888:20190810142847j:plain

そして早くも私は、茗荷としらすのごま油和えの、アレンジバージョンを思いつきました。それは、カイワレを入れることです。茗荷2パック、しらすも2パック(案外お高いんですね)、そしてかさ増しにカイワレを入れるのです。このアレンジの、美味しいこと!美味しすぎる!美味しすぎて、口の中に入れたまま寝ようかと思いました。ホロ苦が美味しい。

 

備忘:今のVI状況。五厘刈りの高校球児。一週間ほどでつるつるになって、そこから形を整えて行くらしい。(これもヒップなのか知らん)

茗荷としらす

私には、心強い本があるから。昨日の夜、アマゾンから届いた中古本、パラッとめくってみると、絶対に作りたいような料理がいくつも! 

小さな名店の看板つまみ

小さな名店の看板つまみ

 

 中でも、茗荷を小口切りにしてしらすと、ごま油と混ぜただけのもの。絶対作ってやる、絶対作ってやると思いながら手の甲に「みょうが、しらす」と黒マジックで書いて、絶対作ってやると思いながら働きます。

 

そして、終わらない仕事に見切りをつけて、スーパーで茗荷としらすを買って、レシピを熟読(するほどでもないくらい超簡単だけれど)しながら電車に乗り込むと、何とまあ、Kさんとバッタリ。今日はたまたまお茶の帰りだそう、思わず手を取ってバッタリを喜び合って、茗荷としらすのごま油和えの話しをします(一日、このことしか考えていなかったので)。Kさんちにも今、茗荷がたくさんあるとのこと、早速やってみる!とのこと、手を振って別れます。 

f:id:monna8888:20190808205857j:plain

やりました、やりました。茗荷を輪切りにして、しらすと混ぜて、ごま油で和えて、胡麻をふって。これは、予想通り、いえ予想していたよりもはるかに美味しい、美味しすぎる!!

f:id:monna8888:20190808205908j:plain

空芯菜や塩漬けにしていた豚やら、炒め煮にしておいたブロッコリーやらで、雑ごはん。何だか、茗荷としらすの組み合わせって、すごく好き、好き過ぎる。どうしよう、この味を知ってしまったら、もう後には戻れない。いつまでも、口いっぱいに頬張ってたい。TPが、それほど感激していないようなのにバクバク食べていたので「全部食べてしまわんでよ!感激したならいいけど、それほどでも無いなら他のおかずをメインに食べてよ」と思わず言ってしまいます。鬼嫁。

 

脱毛からのお参り

午前中、ついにVIの脱毛に行きました。寝転がって剃毛してもらって、片足ずつを立ててレーザーでバチバチと。特にがま口の内側に近いところの痛さったら、次は麻酔をお願いしようかと考えていたものの、少しずつ慣れて、何とか施術を受け終わります。施術してくれた看護師さんがおっしゃるには「先日、レーザー脱毛の勉強会に行ったんですけど、やっぱりVIOの脱毛がすごく増えてきたんですって。特に、年齢層の高い女性に。介護された女性たちが、毛があるとこんなに大変なんだって、自分たちが介護受けるときのために、脱毛しておこうって思うんですって」どうですか、あなたもVI脱毛。

(備忘:レーザー脱毛履歴→両脇:8、膝下:4、口周り:6、VI:1)

ヒリヒリをかかえて電車に乗って、RCとの待ち合わせ場所のドトールへ。元氣そうでうれしい。

f:id:monna8888:20190807130742j:plain

私があまりにも職場の人間関係で悩んでいたから(また!?)、付き合ってくれたのでしょうか、RCと豊川稲荷東京別院に来るのは何度めでしょうか。ありがたいことです。

「こだわるな 心 空なり 吹き流し」受け止めなくていいんだ、穴を開けて流しちゃえばいいんだ!

f:id:monna8888:20190807131957j:plain

奥の院でたっぷりと目を閉じて。

f:id:monna8888:20190807134912j:plain

木陰のカメヤマローソクベンチに座って、ダダダーッとお喋りして。

f:id:monna8888:20190807152634j:plain

ランチするには遅い時間になったので、フレッシュネスバーガーで遅めのごはんを食べてお茶して。それにしても、この暑さなのに豊川稲荷東京別院の境内は、木陰で涼しいくらいだった。そして以前お借りしていた融通金という黄色い紙袋に入ったお金(10円くらいだったかな?)を、RCがもう返したと言うもんだから、もう一年経った?と言いながらお返ししようとしたら、いつの間にか中身のお金が無くなっていて驚いたっけ。多分、財布の中から転がり出たものをいつの間にか使っちゃったんだ。外袋だけを大事にしてたんだ。あはっ。

f:id:monna8888:20190807195933j:plain

晩ごはんは、豊川稲荷東京別院で買ったおいなり(キムタクの方)と、両親が送ってくれた干物と、RCが「美味しいよ〜」と買ってくれていたどら焼き。どら焼き、美味しい〜!何だかずっとクサクサしていたものが、サッと溶けて流れて行きました。またお参りしよう、豊川稲荷東京別院

どうしよ。

f:id:monna8888:20190805173714j:plain

仕事が終わらん。どうしよ。クサクサするのでロト6を買ってやりました。何度か買ったのにその度に書き方を間違えるので、窓口のひとに教えてもらって、何とか200円分の夢を買うことができました。残業したから晩ごはんはパスタ、まさかのカレー味です。美味くも不味くもなし。

また鶏手羽の唐揚げ

 仕事の行き帰りと昼休みに、文庫本を読みます。

可愛い世の中 (講談社文庫)

可愛い世の中 (講談社文庫)

 

感情移入ができなかったので、蚊帳の外にいるようにして読みました。 

f:id:monna8888:20190805193521j:plain

どうしよ。仕事終わらん。どうしよ。とにかく晩ごはんは、このところ氣に入っている鶏手羽の唐揚げです。今日はまず塩をまぶしてみました。そして片栗粉つけて揚げるだけ。それなのに、奇跡のように美味しい。もしかしたら私は、鶏手羽の唐揚げから選ばれし人なのかも知れない。うん、きっとそうだ。旨い。