凍える

monna88882012-02-19


宿案内のおばさん。部屋を見て、ちょっと考えさせてと言うと100ドル負けると追いかけてきてくれました。


フェリーに乗って、向かい側の香港島へ渡りました。昨日見た夜景のビル群が目の前に。まずは、今日の宿をめざします。一件目は満室、そこで紹介された宿からおばさんが迎えに来たのでついて行くと刑務所のような部屋、汚い風呂とトイレは共同で500ドル。日本円で5,000円以上です。地球の歩き方、で地図が間違っていることはよくあることですが、今回も香港旅館が見つけられずにおばさんと一緒に歩き始めてすぐ見つかって、おばさんの宿を出てすぐに駆け込みます。一階でエレベーターを待っているとイギリス紳士が来ました。

   飲茶は競争  フィリピンから来たお手伝いさんたち  恋する惑星エスカレーター


予約してるんですか?と尋ねると「昨日まで泊まってた。この宿は最高さ。でもあらゆる階も全部ホテルの部屋なのに、昨日はその全てが満室だった。君たちも他のホテルを探した方がいいかも知れない。でもここは最高だよ」とベラベラ英語で答えられたのでおそらくこういうことを言っているんだなと思って、私は「とにかくトライしてみます」と答えます。受付で、部屋はありますか?と尋ねると、450ドルとのこと。ヤッター!部屋を見せて下さい、そう答えるとイギリス紳士がすかさず、グッド!と言って下さいました。お互いにグッドラックを伝え合って別れます。受付ではツインかダブルかと聞かれたのでどちらでも構わない、とにかく窓が開けられて眺めが良い部屋をお願いしますと言うと、理想を超えた夢のようなお部屋になりました。部屋を見てすぐにチェックイン。テイトーワ似のお兄ちゃんに「素敵な部屋をありがとうございます、窓から海が見える!」と感謝を伝えると「二つの窓。二つの眺め」と今にもターンテーブルを回しそうなリズムで答えてくれました。



 エスカレーターは歩いて降りる   100万ドルです     凍える人々


それから。港へ移動して明日の船の予約をして、広東語のレストランで飲茶をして、バスに乗ってビクトリアピークで夜景を眺めて。100万ドルの夜景、子供の頃から何となく楽しみに思っていた夜景は、霧がかっているせいだけではなく、頭の中の景色の方が輝いて。もしかしたら涙が出るかな?と思っていたけれど、あら?という感覚でした。山を降りるトラムを待つ人々は凍えています。ユニクロダウンもかなわない寒風、今日はTPのお誕生日。山の上のレストランで食事をしてタクシーで宿まで戻りました。20分乗って、700円ほどでした。ホテルでシャワーを浴びると、5分で水になりました。ブルブルッ!