そして誰もいなくなった

朝からアパートの奥の部屋と階段をドタドタと何度も往復する音。出てみると台湾人の奥さんが「引っ越しするの」と、離婚したはずの旦那さんも車で来ていて、ゴミ袋に入れた荷物を運んでいます。「どこに？」と聞くと「ドンキの裏。今より狭くなる。もう１１年も住んだからね」とのこと。数年前に家を買ったと出て行って、しばらくしてまた戻って来て、また出て行っちゃうのかぁ、淋しくなります。このところ娘ちゃんの友達が毎晩のようにやって来ては、アパート前で煙草を吸っていました。よく挨拶してくれる可愛い子たち。「目の前で吸わないで、悲しくなるから」と言うとゴメンナサイと言ってくれたっけ。しばらくしたら、アパート専属の大工さんが来て、ひとりで部屋を整えるのです。猫のプリンも連れて行ったかな？

鏡の中にある如く [VHS]

鏡の中にある如く。ベルイマン監督、最初から耳をそばだてて目をかっ開いてよく台詞を確認しておかないと、４人の登場人物の関係性がわからなくなるので注意！誰が正常なのか、西洋的な神とは何なのかなど考えさせられます。湖の底のような映画でした。少し、怖い。

アパートの２階はこれで私とＴＰだけになりました。でもあまり大騒ぎすると、また下の階のオヤジが怒鳴り込んで来るので氣をつけよう。以前、大きな声で歌いながら、ＴＰに外に出てもらってどれだけ声が聞こえるか試してもらったことはあります。結構聴こえるけど、変な女がいるなってくらいで、大丈夫。そうお墨付きをもらっているので歌に関しては安心です。