今日は何をおひたししよう、そう思いながら帰る道はウキウキと浮き足立ちました。春菊、ホウレン草を濃いめのダシに少しお塩を足してひたします。天然ブリは東京のスーパーで滅多に見ることはできませんが、今日は安くありました。塩焼き・・・おいしい・・・
朝、自転車で出勤していると先日一緒に歩いた目の不自由なオバさまが向こうから歩いて来たのでアッと思いました。すれ違う人たちの向こうずねをバシバシ白い杖で打ちつけて、イテッイテテッと言わせながらズンズン歩いている。そして目印らしい電柱にたどり着いて、うんとうなずいている。信号で立ち止まって、青になっても歩き出さないので自転車を停めて案内しようとしたらどなたかが一緒に腕を組んで歩き始めました。よっしゃ、あたしもがんばろ。そう思いました。
昨日の夜もまたなかなか寝付けませんでしたが、ふとこのまま身をおまかせ、この肉体を投げ出して、どうにでもなれ！と捨てさると短い時間でぐーーっすり眠っていました。毎日毎日あれこれと考えることは尽きなくても、空氣に身体を投げ出すってことは、ちょっとした冒険で面白い試みでした。
世間ではシルバー世代？お昼休みから戻ってきたＩさんがスタバの当日お替わり１００円レシートをくれました。今日のと前の日の。当日だけ有効なので、窓辺の席でゆっくりとコーヒーを飲んで、職場に戻って「前の日のは使えませんでした、へへっ！」と伝えると、そうかぁ、じゃあ今度からコーヒー飲んだらすぐに渡さんといけんのう、ダンディーな広島弁で答えてくれます。１００円で美味しいコーヒーを飲ませよう、そのお氣持ちが本当に嬉しくて胸がいっぱいになりました。さ、ん、れ、ん、きゅ、う、の、ま、えの日。
