ルンさん、はぶてる

monna88882013-02-15

早朝、TPがまだ眠っていたのでひとりで街を散歩してみました。朝日が上る時間帯、もう街は動き出している。そして何とフィリピンで飲んで夢中になった、KOPIKOコーヒーが露店で売られていたので飛びつくように買ってみます。2個で1000リエル。1ドル4000リエルなので、1個13円くらいです。ただし、現地の価格では50円ほどの価値だと睨みました。


さあ、今日という日が始まった。まずはオールドマーケットでフォーを食べます。写真では澄んだスープだったのに出て来たのはグリーンカレーのスープ。旅行者価格の2ドルでした。涼しい内に歩いて今日の宿探し、空港からの一本道にあるチェンラーへ。部屋に案内してもらうと、従業員の女の子たち3人がベッドに寝転んでお喋りしています。おかみさんからたいそう怒られても平氣みたい、女の子たちと一緒になって大笑いします。20ドルなので即決して、その宿のトゥクトゥクドライバーさんに一日運転を頼みました。名前はルンさん。日本語が話せるので一日15ドルでお願いします。ルンさんは私たちの荷物を見た瞬間「にもつ、ちいさいね〜」と驚いてくれます。そう、すっごく努力したと伝えます。




遺跡を巡り過ぎてもうどこがどうやら、何が何やらわからなくなる。地球の歩き方にあった、遺跡巡りには軍手が必須を信じて買った白軍手、急斜面のタケオ遺跡でようやく使う機会がありました。TPはすれ違ったフランス人女性から「Very smart!!」と絶賛されています。ルンさんはとても優しい人だけれど、最後にオプションでどうしてもトンレサップ湖に連れて行きたいと言い始めたのを断るとそれはもうプリプリと、はぶててしまいました。私達が氣球に乗りたいと言っても「今の時期は氣球に乗っても全然面白くない」と何度も言います。ようやく連れて行ってもらうと、氣球屋さんのパンフレットをビリビリにやぶいてしまう始末。ルンのご機嫌を伺いながら15ドルで地上を離れて10分間の空の旅、格別です。


空から降りてみると、ルンの機嫌も治ってる、良かった。夕日が見えるとまたアンコールワットに連れて行ってくれたり。野生のおさる大人氣、猿の髪型は全部がベッカムヘアーでした。明日はプノンペンに行きたいと言うと、ルンさんが仕事終わりに旅行代理店まで連れて行ってくれました。トンレサップ湖をずーーーーっと下る、船旅のチケットをゲット。ルンさん、怒る氣持ちはわかるけど、もう少し隠した方がいいよ、そう言いたいと思っていたけれどTPから止められたので我慢我慢です。でも最後は笑顔で握手しました。


またてくてく歩いてパブストリートで評判の良いレストラン、クメールキッチンで衝撃的な出会いが!野菜たっぷりの生春巻きです。目を閉じて味わうと、クレソンのような三つ葉のような、もちろんコリアンダーも、バジルのような、確実にクミンも入っているし、ナッツも。それはもう絶妙な味わいが口の中で広がります。一生分の喜びを舌の上で感じるほどのFlesh spring rollでした。

帰り道、近所の露店を歩きながら、小分けインスタントコーヒーのコピコやらネスレやらを買って、価格調査に励みます。高いところでは1個1000リエル。25円くらいでした。

今日の宿は蚊が多い、受付で殺虫剤を借りて全部退治して、ぐっすりと眠ります。