食べるラー油ってことば、いつの間にすたれたっけね？と思いながらやっぱり、食卓にあると安心します。なので、ＲＣ直伝の調味料、小さい瓶にから煎りしたニンニクチップと唐辛子、塩にごま油を注いで、とっておきの小さいスプーンを入れようとしたところ、３ミリほどスプーンが長くて入りませんでした。ほんのちょっと、スプーンの柄を削れないものか。サンダー、やすり。もしくはもっと小さなスプーン。
映画の日。ＴＰが席を予約してくれました。「フライト」は、予告のようなアクション映画でも、ヒーローに対して善悪を問う筋書きでもなく、自分のことを見る映画。最後は教育映画みたいになっちゃった、それでも途中に果実がたくさんある物語でした。
ベトナムのガイドブックをめくったりすると、胸がギューッと詰まることがあります。それは、水上人形劇です。ＴＰが何度も水上人形劇に行きたい、行こうよと誘ってくれたっけ。私は何度も「あたしは行きたくないけん、ひとりで行ってきーよ」と答えていたっけ。それが、ちゃんとガイドブックを見てみると、本当に素朴で笑いたくなるほどの丸い頭の人形たちなのです。なぜ、たったひとつのことを譲ることができなかったのか。たったひとつのことなのに、私は平氣でバカにしたような口調で人形って嫌い、氣持ち悪いとまで言っていたのです！
水上人形劇の写真を見ていると、人に合わせたり、嫌なことに付き合わされたと思ったり、利用されたと感じたりしていたことの反動で、ひとつのことも譲らなくなってしまっていた自分に対して悲しく思ったりしました。
涙、涙、涙です。久々に、は、ん、せ、い☆これからは、週に一度は自分を譲ることを憶えようと思います。そしてもし明日もこのはんせいの心が残っていたら、何かＴＰの好きな晩ご飯にしようと思います。えへへ、へへ。
