遅刻しない人

monna88882013-08-22

財布に、裏紙を切ってホチキスで留めたメモを待機させてみます。ますます完璧のてい。空前の手ぶらブームでポケット生活の頃は、いつの間にか大事なエコバッグやら、あれやこれや、あれもこれも紛失してしまって秘かに落ち込んでいましたが、財布はたとえポケットから落ちても「ボトン」と音がするのでありがたいことです。


サリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろ

サリンとおはぎ ~扉は開くまで叩き続けろ

サリンとおはぎ。ジョブズさん本を図書館で借りるとき、すぐ上の棚にあって自然に手が伸びていた本は、ちょっと次元が異なる、切実で、圧縮されたエッセイでした。自分が乗らなかった車が事故に合うという体験から、進んで行くしかない人生の不思議さ。特別な、そして唯一の何かがある本でした。


朝、目覚ましを止めて椅子に腰掛けて、次にカクッとなって目を開けると45分も経っていました。わあ、どうしよう。あわてず、さわがず。お茶をいっぱい飲んで、適当なものを着て、祈るように電車に乗って。始業3分前に席に着きます。あー怖かった、ちょっとしたホラー映画よりも怖かった。この世に生まれるときすでに15日ほど遅刻してから遅刻常習犯人生を経て、今ではすっかり大人の感覚を身につけて遅刻しない人格を身につけたんだ、そう思うとしみじみこの成長はすごいこと、世界中の人に自慢したくなるよう。ピノキオの鼻はどこまでも伸びて行きます。