張り切って

えっ、何なに?10月だって!?とあきれるほどの速度で。年月というものは、わっせわっせとタイムを競って駆け足で過ぎるものなのでしょうか。子供の頃は同じ場所を足踏みする速度だったのに。


原稿零枚日記 (集英社文庫)

原稿零枚日記 (集英社文庫)

原稿零枚日記。最初の、芥川賞を取った小説をなかなか自分の番が来ない皮膚科の待合室で全部読んでしまったとき、顔を上げるともうまるで世界が変わっていたのに驚いてから、小川洋子小説でその体験はなかなかできませんでした。が、今日。半七だと思って手提げに突っ込んで、電車の中で数行読んだところで、IDカードという単語が出て来たので、あ、これ半七じゃない!と地球が逆さまになったかのような衝撃。そこからこの嘘日記の世界にドブドブと首もとまでつかって、堪能しました。ひとつひとつが面白い!


今日もせっせと月初の作業をがんばって、帰ったらせっせと入力作業です。まずはこの作業を終わらねば何も始まんねぇ!という意氣込みで。張り切ってパソコンに向かおうとしたそのとき、作っておいて温めなおしたばかりのチキンライスを丼ごとひっくり返すという大事件勃発。畳の上に逆さまに落ちて、上だけすくったものをTPは食べてくれました。あるある、こういうこと何度もあるね、そう自分を励ましました。