まだ寒い

外かな?と思うほどの寒さで目が覚めました。はっ、ここは台湾だった。TPはまた今日も雨だったら台北でもう一泊する?と言うので「冗談じゃない!あたしは南へ行きたい、いや行く!」と強く宣言していよいよ台湾鉄道、通称台鉄に乗り込みます。まずはこちらも侯孝賢映画のロケ地、十分まで。52元×2。おこわ入り鶏モモ肉を食べて、150元の紙風船を飛ばします。TPが選んだ色は光明を願う白。私なら金運の黄色にしたのに。4つの面に筆で願いごとを書きます。光の道を歩んで行けますように。与えられるものに満足できますように。真剣にそう書いていると、何か自分がいい人になったかのような錯覚。


   
無事に飛んでくれてよかった。再び台鉄に乗り込むと、すぐ近くに九份があることがわかりました。駅で降りてバスに乗って行きます。寒い、そして人が多い。TPは台湾風のアイスクリームクレープ、私は焼きエリンギと味付けゆで卵、ツボ押しグッズなどを買ったり食べたりしながらお土産屋の続く坂道を上がり、九份茶房へ。あったかい〜、生き返った〜。ひとり100元払って、プーアル茶600元を買って飲みます。残りの茶葉は持って帰ることができます。そして1回分の茶葉で最低8回はお湯を注いでお茶を飲むことができます。旅の隊長TP、速攻で眠りに落ちる。思う存分寝かせておいて、ひとりでゆったりとお茶を飲みながら考え事をしました。この先の人生、どうしようかしら?などと。


 
ぎゅうぎゅうの九份からバスに乗って瑞芳駅まで戻り、屋台でおやつを買って台鉄の急行に乗り込みます。2人で378元。花蓮という駅で降りました。海辺の街。通りには水着が売られているからきっとリゾート地なんだと思う。でも今は冬。駅前からバスに乗ると、行けども行けども目的の中心地に着きません。心配になって隣の男の子に尋ねると、ハッとした顔で通り過ぎたよ!と心配してくれ、別のおじさんにも尋ねてくれ、運転手さんにも尋ねてくれて、みんなで今すぐおりて引き返した方がいいと教えてくれました。降りたところで地図を眺めているとコンビニから出て来た人がどこに行くのか聞いてくれて、さらにコンビニの店員さんまで呼んで、まだまだ遠いからタクシーを呼んだ方がいいとのこと。でも歩いて戻ってみます。約3キロ?本日の宿、金龍旅行社に行ってみると部屋は空いているとのこと、1,000元。日本語が堪能なおかみさんから近くの美味しいパーコー麺の店を教えてもらって、朝食用にパンを買って帰ります。部屋、カビ臭い。そして、寒い。