ヘトヘトグウグウ

monna88882014-06-12

夕方、TPと東京駅の八重洲口で待ち合わせて、900円のバスに乗って、成田空港へ行きました。乗った瞬間、グウグウと眠りこけて氣がつけば電流の雲をビリビリとだましだましくぐって、ずいぶん遅れて福岡空港へ。おしっこをガマンしてトイレへ駆け込む途中で、到着口にぐったりとした母の姿がチラッと見えます。手を振りながら出口から出ると、「トイレなら外にもあったのに!」いきなり母も父も不機嫌でした。「まもなく到着って出てからが長かったもん」とのこと。父が私にまずは一杯と缶ビールを手渡します。その場で開けてみせる。TPがご無沙汰しています、と挨拶をしているのに、あーおつかれおつかれと流される。流されるまま車に乗ると「間もなく到着って出たらよ?すぐ着くと思うやん?」と父の持論をたっぷり聞きつつ、母は空港の駐車場からどうやって出るかをブツブツと独り言、まずはスケジュールの一日目晩ご飯、天ぷらのひらおへ。

お探しの店舗のページはありませんでした

閉店5分前に駆け込むと、いつの間にやら弟とそのかのじょも店に入って来ました。ラストオーダー直前の券売機で、大人6人分のチケットをそれぞれの好みを聞きながら買います。天ぷら専門店は大人氣店。カウンターに大人が6人ずらりと並びます。次々と揚げられる天ぷらを、ひたすら食べる。母は弟にばかり話しかけている。父は白身魚の天ぷらは好かんと私に回してくる。母からはカボチャ食べてと回ってくる。私は飛行機の疲れにいきなりの天ぷらで胸がいっぱい、TPに食べられる?と次々回して食べてもらう。大人6人がただ天ぷら定食を食べて、弟たちはすぐに解散です。都市高に乗って実家に戻ります。もう飼い犬のダンもロッキーもいないのが淋しい。数年振りの実家はくすんでいて、汚れていて、物がいっぱいギュウギュウでした。テレビなど見ながら、父が何度も天ぷらやの感想を聞きたがるので困ります。美味しかろうが?何でも揚げたてはウマイけん、特別どうこうってわけやないけど雰囲氣が良かろう?別に何を揚げたって、揚げたてやけん美味しいに決まっとうけどな、などと持論を聞かされつつ、母はオヤジうるさいねとしかめっ面を向けてくる。母が布団を2階に運ぶのを手伝ってと言うと、父が2階にも布団はあろうもんと怒り、私が2階には掛布団しか無いよ、となだめて。それでも夜更けまで老夫婦はがんばってくれました、お喋りの末にそれぞれシャワーを浴びて、くったりと2階の和室に寝かされました。TPは何とか会話に参加しようとがんばってくれつつ、両親は宇宙人のように別の世界のような会話をしつつ。家族でも久しぶりに会うとチューニングまでに時間がかかるものです。それぞれの噛み合ない会話を噛み合ないまま、同時進行で流して。ヘトヘト、グウグウ、ヘトヘト、グウグウです。