笑っただけで

monna88882014-11-08

真人間に戻りつつあるところで、いいタイミングでKさんから牡蠣キムチの会をしようと声をかけてもらいました。その話しを聞いたときからずっと楽しみにしていたけれど、ついに牡蠣の季節になったのです。自家焙煎のコーヒー豆屋さんで待ち合わせをして、素敵マンションへ。準備してくれていた水切りした牡蠣を見た瞬間、こっそり口の中に入れそうになったほどのプリプリさ、ふたりで大根や生姜、リンゴやニンニクを分量通り計ってはイチョウや短冊に刻んで、韓国唐辛子とお塩とゴマを混ぜ込んで冷蔵庫へ。


その間もお喋りが途切れることがありません。おいしいおまんじゅうとお茶をいただきながら、コーヒーを飲みながら、笑って笑って。私が、おつとめさきが親玉の会社から吸われ収めら合わされ併され、今まで使っていた椅子を取られたんですよ!と訴えて大笑いしました。パッと見は立派そうな椅子だけれど海外製のパッチモン、何回も鉄パイプが折れ床に叩き付けられた人が何人か、飛び出した針金で足を突き刺された人もいる偽物の粗悪品なのに、それを見たシャ蝶は「いい椅子だなぁ、B長の椅子にしよう」と全部取られたのです。リアルジャイアンだね!お陰で普通のスポンジ椅子になりました。笑えるねーと隣近所で笑い合います。パッチモンに座って喜んでいるB長たちの顔、まともに見ることができません。彼らも少し切ないだろうから。

Kさんからは、甥っ子姪っ子が東京に遊びに来たときに洋服を新調して来たと言うのを聞いてまた大笑い。懐かしさで涙が出そう。私が子どもの頃も、とうきょうへ行くときには大きめのワンピースを買ってもらっていたっけ。弟なんか3歳で初めて飛行機に乗る時には、小さなチェック柄のスーツを新調して蝶ネクタイまでしめていたのです。昭和!昭和の子!真面目な話しも、お互いの旅の話しも、そして冷蔵庫で息をひそめている牡蠣キムチも、猫の玉先輩、お銀姉さんたちも、誰もが耳を立てて尽きないお喋りを聞いてくれているような、昼下がり。今日はいいお休みになった、笑っただけでもう大満足。明日も、あさっても、月曜日からもちゃんと大笑いしたい。大笑いさえしていれば、たいていのことはハッピーなのです。ふぅー、あれこれ悩んでいたことが吹っ飛んで。明日の牡蠣をつまみ食いするのが楽しみ!