新しい橋

monna88882014-11-11

思いもかけなかったところから受けたお誘いがあったので、お仕事終わりに訪ねてみました。まさかの転職先?辞める前に転職先が用意されていたことは人生の中で初めてなので戸惑いながら、実際にお話ししてみると私の悲観的な部分と楽観的な部分を受け止めてもらって安心をしました。その上で現在のおつとめさきで処理しきれないところがたくさんあります。まずは深刻さから少し抜けて、もう少し軽くなろう。引き継ぎ先で揉めて押しつけあって、せっかく声をかけてくれたHさんに申し訳ないのにかえって責任を取ろうとする人だけに負荷がかかってしまう哀しみも一旦、棚に上げておこう。


今日もまたS君と仲良くお喋りしたり軽く言い合いをしている中で、今、会社の中で不満に思っていることをぶつけてしまったら、残る人に迷惑がかかるとある人から教えてもらったことが心に残っていると言われてハッとします。本当にそう。それぞれに思うことはあるけれど、その思いや苦情や不満をぶつけたところで、残る人たちの立場が悪くなることは充分に考えられます。毎朝出勤する場所は追い出し部屋ですが、S君の誠実さを発見できたことは人生にとって大きいこと。細部を感じられる人間でよかった。傷つくことは多々あれど。新しい場所になるかも知れないところでは、すぐにはお返事出来ませんよなどとガードの固い感じで向かったにもかかわらず、新しい場所の人たちとのお話しの後半でもう移ったあとのあれこれを想像して、これからどうぞよろしくとハッキリと口から出ていました。ひゃっ、人生の転機だ。それぞれ家庭がある若者が飲みの場でたっぷりお喋りする時間を用意してくれたことにも感謝だ。思わず握手して別れる駅。新しい橋が用意されているのは、生まれて初めて。