「う」

monna88882015-08-05

朝、お客さんのところへ直行しているはずのD君から「今日も土用丑の日」とメッセージが届きました。そうやった、そうやった、すっかり忘れとった、お礼を返信して左手の甲にマジックで「う」と書きます。「う」の字は向田邦子の「うまいもの」の略だし、「う」のお陰で今日も一日がんばることができる。

ところが、7月の丑の日は特設ワゴンが出ていたのに今回はありません。「う」が不足しているのかも知れない。それでも鹿児島産のチルドパックを見つけて喜んでレジに並んでいると、TP弟正ちゃんによく似た背中が。振り返ると本当に正ちゃんだったので手を振って少し立ち話しをします。のど元まで、晩ご飯一緒に食べる?と出かかっているのに、そうなると貴重な「う」の分け前が減ってしまうとの判断でしょうか、声に出ませんでした。あたしは「う」をまるまる一匹、独り占めしたい。2匹の「う」は、天才シェフによって天才的なおいしさのうな丼になりました。外で食べるよりうんと美味しい、自分で美味しくできるのがまた楽しい。お腹ぽんぽん。