来年も、再来年も

金曜日。遠い、遠い街まで電車に乗って通勤します。今日は会議や面談で忙しいけれど。D君が「昨日から、カロリーオフにしました」と言うので、吹き出して笑います。本当にごめんなさい、D君のお腹がほんの少し出っ張っていたから、からかっただけだったのに。私はたったひとつのメールの言葉で傷ついているけれど、D君ならいつでも生意氣な人には、上からじゃね?とか、はしゃいでいる人には、パリピ?などと上手な間の手を入れているのが、尊敬できるところ。そんなこともあって、傷ついた心を連れて出勤してみると、全体会議は中止、今日は面談の日でした。


社長があらためて、劇団員のようにもう一度、頭を下げてお詫びをしています。どうやら、私のランクを1にしたことでザワザワしたことに対して、謝ってくれているらしい。それから、ランク表と月収表の紙を見せてくれて、私の週4勤務、時短勤務、週2通勤に対して、これから女の人はこういう働き方が増えると思うから、そのモデルケース、いえ先駆者になって欲しいと期待してくれていることをたっぷり語ってくれます。私は、全ての会社員が週4勤務になって欲しいと伝えます。新しいところを目指している会社ならなおさら。それが当たり前のように伝えたところ、そこを目指すことを受け入れてくれました。可愛い社長、可愛い部長です。


マネー・ショート。原題はThe Big Short。DVDで観ました。チャカチャカした映像処理の間に、くらいつかねば振り落とされるようなカブ関係の物語が進んで行きます。誰もが、株やローンや、投資に人生を賭けている世界の中で、これがいつか弾ける、痛みを伴っても崩れ落ちることに賭けてしまった人たちの物語です。必死こいて観ました。

女子大生・恐怖のサイクリングバカンス [DVD]

女子大生・恐怖のサイクリングバカンス [DVD]

女子大生・恐怖のサイクリングバカンス。DVDで観ました。音楽と、人物描写が最高!そう盛り上がって興奮して、観ている人(あたし)は犯人探しに必死。やっぱりね〜と言いながら、ちょっとした切替えの構図やら、ちょっとした台詞やらに、ツタヤが発掘した良品に打たれます。

私は一体、何歳まで働くんだろう。そして何歳までこの会社で働くんだろう。これまで瞬間、瞬間で明日にでも辞めてやる!と意氣込んでいたけれど、これからは少しずつ穏やかにして暮らして行きたいと思いました。なので3回に分けて振り込まれるボーナスと、来年に振り込まれるボーナス、どちらがいいかと社長たちから選択を迫られたときに、後から受け取る方を選ぼう、帰りの電車でそう思って、そう社長にメールしました。来年も、さ来年もまだまだ同じ職場でがんばって働くことを想像してみました。