戦いは続く

今年、わが家の台所はゴキブリが異常発生しました。やつらの住処と言われている冷蔵庫の下だって家具スベールでこまめに掃除していたし、ガス台の下だってコルクで上げ底をして拭き掃除していたし、シンク下だって全部出して掃除してしまったりしていたのに、こんなことがあっていいんだろうか?とお先真っ暗なような氣持ちになります。

ゴキブリたちは、生めよ増やせよで黒ゴマほどの小さいのが急に増えたのでついに、昨日の昼過ぎにマンション、アパート用のバルサンの軽いタイプを炊いてやりました。シューッっと煙が出てからKさんに会いに。家に帰ると、1.5センチほどの茶色いやつらと、1ミリほどの黒いやつらがコテッと昇天していたのでほうきで集めます。


それなのに早朝、ふと目が覚めて台所の電氣をパチッとつけると、ガス台とシンク扉の間に、触覚がチロチロしているのが見えるではありませんか。カーッとなって殺虫剤をプーッと吹きかけると、1.5センチのやつらが5匹ほどポトポトと落ちて断末魔を迎えています。ひぃ〜っとなって一旦部屋に避難して、しばらくしてからまた見に行ってみると、黒ゴマたちが10匹ほど、追加で落ちてきていました。

どうやら、バルサンで弱ったのはわかった。きっと夜中に喉が渇いてたまらず、家族総出で表に出てきたんだろう。それでもこいつらだけが全てとは限らない。古いアパートだから流しとガス台のユニットの間のすき間や、ステンレスを貼ってあるすき間に、まだまだやつらは息をひそめているかも知れない。


そこで、今日はとどめを刺すために「アースレッドプロα」を買ってきました。「3つの有効成分!進化したゴキブリに効く!アースレッドで効きめ最強」と書かれています。これを、明日出勤するときに炊いて行って、仕事が終わって帰宅したら、どんなことになっているか。あたしは戦う。どこまでも。絶対に、この家には家賃を払っている人しか住まわせない。もし住みたいなら、話し合いの末にちゃんと家賃を払え、そういう覚悟で。


メラメラと燃えながら、お昼、TPと隣町の回転寿司屋さんへ行きました。くら寿司だったかな?はま寿司だったかな?ひと皿100円で、シャリが小粒でたくさん食べられるのです。ハマチ、大トロサーモン、鯛、赤貝、えんがわ、ハマチ、玉子、海鮮サラダ、茶碗蒸し。ここは天国みたいやね、ワンダーランドやね、そう喜んでいるとTPは、何だか不憫なような顔で笑って、安上がりで本当に助かったわ、ありがたいわ、などと言っていました。また歩いて戻る道。どうしてでしょう?歩いていると、やたらと子どもの頃の思い出話しが出てきます。私はもう何回も喋っている、中学生のときの、学歴派閥でいじめられた先生が、職員室の勝手口脇の壁向きの席にさせられた先生のことをまた話しました。先生、何でこんな席になったと!?と驚くと、やろ?俺も驚いた。こんなことするっちゃもんな、すごかろ?と笑いながら、私を子ども扱いせずに、大人だってこんなことするってことを、ちゃんと教えてくれた先生のことを、もう一度喋りました。