自慢の顔

残業につぐ残業、TPも残業まみれのこれまでで一番辛いというクレーム処理があったそうで、夜中まで古いアパートのこの部屋はぐったりとしていました。早速クレーマーをネットで検索すると悪徳不動産屋などと書かれています。いざとなったら、いよいよ私の出番か?と身構えていると、お前は何も関係ないよ、出てこんでいいよと全力で止められます。いやいや遠慮せんで、私の全人脈(少数精鋭)をつかってでも…家の中では強氣です。


母から、8月に天国へ行った祖母の遺品がちょっとだけ届きました。学生の頃、いっときだけ木彫りに凝っていました。今木彫りに凝っとうけど、おばあちゃん何かいる?と聞くと、鏡がいいと言うので彫ったもの。図鑑を参考にこぶしの花を彫ってみると、珍しく喜んでくれたっけ。仏壇横の鏡台にいつも置いていて、自慢の顔を映しながら、合わせ鏡で後ろ頭までチェックしていた姿が目に焼き付いています。まさか20数年経って私の手に戻ってくることになろうとは思ってもみませんでした。ちょっと嬉しい。私も自慢の丸顔を映して、祖母のように氣取ってみましょう。