地上20メートル

日曜日。なまった身体を起こすため、隣町の何とか寿司へ歩いて行きます。ひと皿100円、小ぶりなので何個でも食べられて嬉しいのです。はまち、はまち、鯛で行こうと決めていたのに、季節じゃないのかはまちはありませんでした。ぶり、ぶり、鯛で大満足。ひらめ、茶碗蒸し、茶碗蒸し。あえての茶碗蒸し重ねで新境地の開拓、いか、たこ、サーモン。

帰り道、新しく公園脇に開店していた高層ビル1階の喫茶店へ。開店前から、何ができるか予想し合っていたところ。TPに何と思う?と聞くと、タリーズと言います。じゃ、あたしはエクセシオール。行ってみるとカフェドクリエでした。

突貫工事で、取り残された蟻が一匹、テーブルの上をヨタヨタと歩いています。TPのアイスコーヒーのシロップを一滴やると、チューチューとおいしそうに飲んで、飲み過ぎでお腹がふくれるほど飲んで、またヨタヨタと去って行きました。外に出られる穴が探せたらいいね。

家の近くで、防災イベントではしご車が停まっていました。近所の子どもたちがヘルメットをつけて、はしご車に乗せてもらっています。「いいな〜!」下から見上げてうらやましく思っていると、係の人が、体験されますか?と声をかけてくれました。防災イベントのスタンプラリーに参加すると、はしご車に乗せてくれるらしい。係の人が、あっと言う間に回れますよと教えてくれたので回ってみると、エコバッグ2つ、非常食2つ、でんこちゃんのストラップなどもらってようやくスタンプが集まります。わくわく。


TPに、はしご車に乗れて良かったねと言うと、そうでも無さそうな顔。ヘルメットをかぶせてもらって、安全ベルトを取り付けてもらって、敬礼ポーズで写真を撮ってもらって、いざはしご車へ!あら、思ったよりも怖い。横揺れ、縦揺れ、少しの風でグラリと揺れる頼り無さげな鉄のカゴ、震える思いで地上を見下ろします。あたしはいつかはしご車に乗ってみたいと思っていたんだった、小さい夢がひとつ叶ったんだ、嬉しくてたまらない氣持ちになりました。