涅槃像を見に


わるい思い出をここで捨てましょう。TPと電車に乗って、さいたまトリエンナーレへ行きました。サラリーマン涅槃像を見たかったので。遠い場所と思っていたところも、新宿からわずか42分です。武蔵浦和駅、降りるのは初めてです。TPはロッテの2軍の練習を見に、何度か来たことがあるらしい。駅を出て、線路沿いの道を歩くとタム君のイラストがあちらこちらに。その言葉の凄み、そこかしこに。

高架横の空間にただ、そこにいるサラリーマン涅槃像は、外国の作家が作ったものだそう。ただそこに寝転がっている大きめのサラリーマンに、子ども、カップル、男性、家族、女性、おばあさん、おじさん、色んな種類の人たちが吸い寄せられるように笑って、写真を撮っています。涅槃像恐るべし。


今はミラクルだ。


てくてくと歩いて大きな公園、日比野克彦作品は、可愛らしいボートがふたつ、この場所にずっとあってくれたらいいのにと思うほどの調和で、そこにありました。


20分ほど歩いて、浦和駅まで。歩けば歩くほど、色んなお喋りが出てくるのは不思議。歩きながらの会話は、車に乗っての会話と同じく縦の目線だからいいとよく聞くけれど、本当にそうなんだなあ。めっちゃ歩いて、めっちゃお喋りした一日でした。キラキラ。