がんばれ


このところ、わが家で人氣のあるトースト、チーズ海苔マヨトーストを朝ごはんにして、TPを送りに出かけます。同伴出勤を始めた頃は、TPもニコニコと嬉しそうで途中のドトールでお茶などおごってくれたりしたけれど、最近はすっかり古女房の扱い、仕事へ行きたくないオーラ全開で、私ひとりで喋っています。ま、こんな時期もあるでしょう。


実は、先月、15年ほど持っていなかったトースターを、買ってみたのです。それがもう、便利なこと、パンがもっちり焼けること、トースターっていいものだったんだなと改めて感動していたけれど、おともだちたちから、過去にアマゾンで買い過ぎ!と言われたことを思い出して、テヘッとブログに書かずにいました。改めてトースターって、便利やな。


ウキウキとお休みをどう過ごそうかと帰る道、新宿の方まで出かけてみました。ドトールでコーヒーをテイクアウトして、喫煙所で一服して、てくてくと歩いていつものアパートに帰ります。こんなに沢山の人間がいるのに、誰からも話しかけられず、誰にも話しかけずに視線をそらせて歩く時間、不思議だなーと思います。


家に帰ってから、にわか逃げ◯ファンとしては、観ていなかった前半の5話分をネットの動画検索で、音声や画像が処理されたものを見つけて、延々と観続けます。DVD出たら絶対買っちゃいそう。星◯源にあたしは何千円、何万円つぎ込むんだろう。ホスト通いしているような背徳感(これくらいのことで背徳感だなんて、あたしってまだまだ可愛い)。先日、朝のガストでまだ20歳くらいの女の子2人がどかどかと入ってきて、さっきまで一緒にいたらしきホストに電話をかけて、何とか一緒に朝ごはんを食べたいとお願いして断られていました。それからは今そのホストと一緒にいるであろうライバルで自分たちよりももっと金を貢いでいるブス、やっぱ結局金だよ、などと毒舌を吐きまくって、もう一度電話をかけてホストの人のマンションまで一緒に帰りたいとお願いしています。どうやら断られたらしく電話を切った後で「今、お母さんが来てるからダメって言われた」そう言ったあとで、2人で、笑いが止まらなくなっています。お母さんって何だよ、100%、いや1000%嘘だろ、お母さん来てるって、むしろ挨拶して、普段出さない女子力全開出してお世話になってますって言うわ、そう言ってふたりでひとしきり笑っているのがどうしようもなく可愛らしく、真後ろの席で私も本当に可笑しくなってこっそり笑っています。「いやー、あんな嘘つかれたの、かえって思い出になるわ。青春。今日、記憶に残る一日だわ」2人は、朝からガッツリ、カレーやパスタ、デザートまで頼んで、はがれた化粧と傷んだ茶髪、投げやりなお喋り、投げやりな貢ぎ、ふたりの青春。後ろの席で思わず、ふたりともがんばれ、幸せになって!と願います。ふたりはまさか、そう願っているほんの少し年上のお姉さんがいること知りません。もしかするとどんな最悪のときだって、こっそりと誰かが、がんばれ、そう願ってくれているのかも知れない。ふたりともがんばれ、そう思いながらそんなことを考えていた日がありました。