ぶー子降臨

朝起きると、自分の中にぶーたれぶー子が居座っていました。しまった、乗っ取られた!ぶーぶーと不機嫌で、鍋煮込みうどんなどを食べています。ぶー子はぐうたらなのに食欲だけは旺盛。原因不明のぶー子をどうしたものかと思っていると、起きてきたTPが「あっ、Tの映画まで1時間しかない!」と言います。

そうだった、今日は大分のT君の撮った自主映画が上映される日だった、先日の豊洲で上映されたときはTPが仕事で行けなかったので、再上映を観に行く日でした。T君はTPにとっては大学の後輩。アワアワと支度をして電車に飛び乗って、TPが映画を観る間、喫茶店で休もうと思っていたところ、TPがふと「お前も観る?」と言うので、それもそうだな、ともう一度観ることにしました。

それにしても、地図が読める女で良かった、TPも自分を地図が読める人だと自信を持っているけれど、あたしも負けず劣らず、地図が読めるだけではなく、今日初めて行く会場が22階建てのビルだというところまで認識して、北千住駅のホームの西側に目を光らせ、高いビルに見当をつけて、あそこだ!と小走りで向かってギリギリ、上映に間に合いました。

アップが多くてウッとなるな、突然喧嘩するな、前回もここで吹き出して笑ったな、お芝居が濃厚なところがあって胃もたれするな、このシーンがすきだな、ここからが長いんだよな、色んなことを思いながら、何よりも2回観ることの大切さが湧き上がります。T君はこの俳優さんたちから信頼されていて、1時間以上の長い自主映画をたくさんの協力を得ながら作り上げたんだ、そのことにじーんとします。TPとたくさん感想を喋りながら帰って、朝のぶー子はいつの間にか姿を消していました。

毎年、楽しみにしている巻き寿司を無言で食べて、豆を投げまくる日、待ち切れなくてつい広告の巻き寿司を切り抜いたりしてしまいます。3つ切り取って、壁に貼ったりして。ウキウキ、ウッキー!