ゴジラのうなじ

TPも平日休みだったので、朝一番の回で映画「ブラインドマッサージ」を観ました。

ロウ・イエ

生まれたときから暗闇だった人、灯りは感じる人、途中で暗闇になった人、途中で光が減った人、色んな人が出てくるけれど、そこを貫くいかにもロウイエ監督っぽい浮遊感、ロウイエ監督っぽい台詞回し、どこをどう切り取っても、絶対に分析したくない世界観があったので、何も考えずにただ、映画館で観て良かった、そう思いました。

焼肉屋でランチを食べながら、何度でも映画に打たれて、打たれ直します。帰り道、散歩がてら巨大ゴジラが上から覗いているビルに寄ってみると、以前は整理券が必要だった8階ロビーにあるカフェが、今は誰だって入り放題、並ばずにお茶できそうで、ランチメニューを覗くとサンドイッチやカレーのランチは1200円でコーヒーお替わり自由とのこと、今日はランチをもう食べてしまったので、次は絶対に、絶対にお腹をすかせて来よう、そう心に決めて、窓の外にいるゴジラのうなじをじっと見つめて、ロビーを冷やかして、エレベーターで降りて帰ります。

ダメをみがく。図書館で借りた本は、とっても興味深い題材、面白そうな対談、津村さんがクールで口数が少ないので心配しながら読みます。あぁ、会話ってむずかしい。かえってエッセイでは味わえない言葉も引き出されているけれど、むずかしいものだなあ。

ぼくの夏休み革命

ぼくの夏休み革命

ぼくの夏休み革命。お掃除したくなるという触れ込みの本を、図書館で借りて読みました。何だか、最初の方でちょっと怖いところがあったので、あまり熱心に読まないようにブレーキがかかります。キキーッと。


ロブスター(字幕版)

ロブスター(字幕版)

ロブスター。パートナーを失ったら強制的に?入れられる施設で次のパートナーを見つけねば、動物にならされるという奇想天外風な映画は、案外面白いものでした。DVDで観ます。一番驚いたのは、ロブスターが100年以上も生きるってこと。生まれ変わって、人間じゃなくて動物を選ぶのは、なかなかハードなことです。人間も色々大変だけれど。


平日の休日は、週の真ん中で光る宝石のよう。社会というものが川ならば、上手く流れることができずに、川底の石ころにぶつかってばかりの人には、大切なお休み。このお休みのお陰で、明日もがんばるばい!と思います。