終点

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

おばちゃんたちのいるところ。図書館で借りた松田青子さんの本を読みながら通勤していると、黄色い表紙が目立つのか、女子高生の子が数人、興味深そうに表紙を覗いている景色が見えます。うれしい好奇心。それにしても、途中から鮮やかな短編同士の繋がり方、自信を持ってひねってある台詞たちの堂々たる態度に、ははあ〜とひれ伏すように読みます。ずーっと台詞だけを読んでいたい、永遠に。

会議で。色んな発言の中で優しい、慎ましい、でも確信を得た、でもインパクトの薄い意見というのはすぐには伝わらないけれど、ジワッと浸食して、いつの間にか人の心をつかんでいるものなんだなと思います。その場の決断力、その場の団結力よりも大切なものがあると教えてくれるのは、数十年生きて来たこの経験値だけが証明してくれているから。あたしもそういう人になりたい。ジワッ。

文藝春秋 2017年 03 月号。やっぱり買っちゃいました。帰りの電車を待つキオスクで。しんせかい、を熱心に読みながら、素直な文体に心がほぐれて、いつの間にか眠っていました。もし終点まで乗り過ごすと3つの県をまたいで遠いところへたどり着いてしまう電車だからいつも十分に氣をつけていたけれど、降りる駅で目が覚めたのは奇跡!もし乗り過ごしたら、ビジネスホテルに泊まって、TPに電話をして無理言って遊びに来てもらって、餃子を食べて翌朝の始発で帰るしか無い、いつもそんな恐怖を抱えての通勤です。


晩ごはんは、ショウガたっぷりのカレーです。納豆も添えてみました。ウメーウメーと戦後の子どものように食べます。