鬼の奥さん

私は秘かにこころのなかで「あたしっていい奥さんだなー。優しいし、あまり口うるさくないし、TPも一緒にいてとても楽しそうだし」と思っていました。それが今日、朝はキャッキャと楽しくタリーズでTPとモーニングなど食べていたのに、何てことないきっかけで、鬼の奥さんに生まれ変わりました。TPが畳替えのときに詰めた段ボールを、何ヶ月経っても開封せずに部屋の隅に置きっぱなしなことに、突然、腹が立ってたまらなくなったのです。何ヶ月も、TPのコーナーだし氣にすまいと思っていたことが突然爆発して、もう嫌だ!耐えられない!片づけないなら出て行く!となったわけ。

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案

一汁一菜でよいという提案。家出して、ひとりでベローチェでふてくされながら読んだ本は、何だか頭に入ってきません。

毎日っていいな

毎日っていいな

毎日っていいな。困ったときのばななちゃん、しかも新刊。ていねいに読もうとするけれど、心は遠くまで旅だってなかなか戻ってきません。

ふてくされながらも、あまりの外の寒さにいつものアパートに戻った鬼の奥さんは、話しかけてくれたTPを睨みつけて、見せつけるかのように、それでいていざ本格的な家出のとき、引越ししやすいように自分の荷物を減らし始めました。(お陰で自分のコーナーが片付いた)

本はジャンジャン、母からもらったホークスのリュックに詰め込んで行きます。ブックオフに全部売ってやるんだ!

鬼の奥さんは、TPの悲しそうな顔も、睨みつけます。(さっさと片づけやがれ!)

鬼の奥さんは、絶対に反省なんかしません。(こっちが甘い顔してたら、何ヶ月も段ボールを放置しやがって!)

鬼の奥さんは、怒りがおさまらないことが自分でも悲しくてたまらず、早々に布団をかぶって、泣きながら寝ます。(チクショウ、チクショウ、チクショウ!)

今日は、TPの誕生日です。