末広亭

まさか自分が私からこっそりオジサンと呼ばれているとは思ってもみない青年？ＴＰも平日休み、朝から映画を観に行きます。

『LION／ライオン ?25年目のただいま?』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

LION／ライオン 25年目のただいま。このタイトルだけでも、全部わかったよと、観たくもなかったのにまさかの、映画が始まった瞬間からずっと、丁寧な、繊細な、細い糸をそっと引っ張るような展開に、映画館中が泣きっぱなし、涙をこらえっぱなし、嗚咽を我慢しっぱなし、隣三軒両隣、全ての人たちが泣いて、みんなで手をつないでゴールするかのように映画をただ、受け止めます。

映画を観終わって外に出て、歩いているとＴＰが「こころがちぎれるかと思った・・・特に前半」と言うので、そう、そう！とまた思い出し泣き。

TEXMEX FACTORY 渋谷神南店

おつとめさきの同僚の人たちと一緒に行ったお店が、タコス食べ放題でとっても良かったと言うと、ＴＰはどうしても自分も行ってみたいと言います。映画の後で電車に乗って渋谷まで。このお店、何がいいんだろう？豆や野菜、色んなソース、ドリンクもオニオンスープも、何より店の広さ、ゆっくりできるし、店の人から追い立てられない感じ。もう一度来たかったので嬉しい。ＴＰも喜んでいます。

代々木公園まで歩いて、原宿から電車に乗って新宿へ。ＴＰの平日休みと私の平日休みが重なる日は、ＴＰの立てる計画がすごいことになっています、いつも。途中で止めてもいいけんね、そう体調が悪いままの私を氣づかってくれてはいるけれど、ゴールはひとつ、その信念。

ついに、末広亭へ。

三千円を払って入場します。

落語：立川談幸
コント：青年団
落語：三遊亭遊吉

お中入り

落語：柳亭芝楽
漫才：Ｗモアモア
落語：春風亭柳之助
落語：柳家福丸
奇術：北見伸
落語：昔昔亭桃太郎

テレビでは聞けないようなピリッとした話題、お客さんをからかうような語り、椅子席は満員、脇の畳の席、その傾いたところも味、ただ笑ったり、ちょうど良い光の具合、ちょうど良い音量、心ある案内の人たち、譲り合う観客、笑い合う館内、これが寄席なのか、初心者をまるごと受け止めてくれて、笑わせてくれて、またいつ来ても良いと思わせてくれる雰囲氣。とにかく、青年団とモアモアで大笑いして、福丸さんと桃太郎さんは人氣者、奇術は脇から見るとバレバレで目のやり場に困った、絶対にまた来たい、今度はお弁当を買いたい、一日中居座っても三千円の、夢のような空間です。