祖母のお見舞い


朝起きて、おはようございますと挨拶をすると、当然のように車に乗ってコメダ珈琲に連れられて、父はゆで卵、母はたまごペースト、私はアンコ。休日の朝のコメダ、客層は平均年齢68才くらいでしょうか。誰もが、いつもの、と注文をしています。また車に乗って帰ると、母はバイクでどこかへ出かけ、父はテレビに話しかけ、戻ってきた母から玄関で育てているというメダカについて聞いた後で、ようやく本来の目的、母方の祖母の見舞いに出発です。





くだらないことで、そこまで言う?というような口喧嘩をしている父母、大人になったって人の喧嘩は胸がつぶれる思い、でももう大人だから大丈夫と無視していると、父は間が持たなくなったのでしょうか、持参した缶ビールを飲めと出してくれます。私がビール好きだからいいけど、下戸の弟のときはどうしているんだろう?


高速を降りて黒井の方へ向かって父絶賛の、タイを釣ってその場でさばいてもらって調理してもらう店へ。とにかく、すぐ釣れるけんと何度も自慢するように言われていたけれど、まさかのタイ、腹いっぱいで餌に食いつかず、係の人が最後はど根性で釣り上げてくれたタイを手に戻って、お前にあの引きを味あわせたかったと何回も悔しそうな父と、待ちくたびれた母、絶対に刺し身が余るけんと持参したタッパーに、刺し身を入れて醤油をたっぷり注いで、とにかく鯛茶漬けがうまいけん、そう何度も言われながら、ようやく祖母の入院するホームへ。

祖母は今朝、高熱が出て意識が朦朧としているそう、話しかけても目を開いたり閉じたりするだけでひと言も口を利きません。手を握ったり、頭をなでたりしても反応がありません。1時間ほどその場にいて、ホームを後にします。


川棚グランドホテル。贅沢させてもらって、何だかすみませんと言いながら、露天風呂で汗を流して、近くの老舗瓦そば屋さんまで3人で歩く道、父と母と私だけ、弟がまだ生まれる前の家族は、蚊に刺されながら順番待ちをしてビール&瓦ソバ&うなめし、その注文でまた喧嘩をしているのを無視して、早々に食べて宿に戻り、母は24時間テレビ以外何か無いんね!とキレていて、父はハシモトカンナのドラマが今日やと言い、母は売店で見つけた父がおいしいと言った焼酎(獺祭の焼酎)をお父さんにお礼としてルームキーで父払いにして買って、父は飲みすぎて寝てしまって、母がハシモトカンナのドラマを見て、私もいつの間にか寝てしまっていると母から、お姉ちゃん、お風呂行かん?と誘ってくれたけどもう眠たいので断ると、母はひとりで温泉へ、父は楽しみにしていたドラマを見ずに熟睡、私はばあちゃんに明日もう一度会ったら何て言おうなどと思いながら、夜はふけていきます。こんこん。