長電話

いい奥さんはTPを駅まで見送った後で、家の中を片付け始めました。するとどうにもこうにも、CDラジオの音質の悪さが許せなくなって、ビックカメラまで走ります。

そして1時間以上もあらゆるミニコンポ、CDプレーヤーをお試し用のCDを勝手に入れ替え、聴き比べ、音量を上げたり下げたりして、この一台に決めます。もう少し高いプレーヤーは、高音がシャンシャンと耳障りで、もう少し安いプレーヤーは、音がこもっていたので。これならば、普通の音、子どもの頃から父が嫌がらせのように大きい音で鳴らしていたレコードや、買ってもらったカセットレコーダー、東京に来て自分で買ったラジカセの音に近いから。売り場の人に値引きできるかと尋ねると、ネットで検索して2,000円も負けてくれました。普通のいい音!


昨日の夜、父から電話がありました。40分も喋るんですよ、40分!かけ放題プランにしたとか言って、このところしょっちゅうかかってきます。毎回、30分以上は喋るので、ついこちらもきつい口調になってしまって切った後で落ち込みます。とは言え、心の底では父とのお喋りはすごく楽しく、いつまでも喋っていたいけれど、晩ごはんの準備中などで仕事が終わったTPがお腹をすかせて待っているとき、早く切りたくてイライラします。複雑な娘心。


でも今日はちょっと深刻な話しでした。弟の3番めの奥さんが妊娠中なのに虫垂炎になって手術をすることになったそうなのです。珍しく弟が、自分は出張が続くので子守りで母に来て欲しいと頼んできたそうで、母は機上の人に、その行きしなに母方の祖母が肺炎になったと電話があって「さすがの母ちゃんもため息つきよった」とのこと。

夜、残業したTPから公衆電話。迎えに行こうか?と言うと喜んでいます。ウツボ前で待ち合わせ、TPも職場で色々ある様子。何となく実家のことは話しだせません。話すと辛いから。

白い家の少女 HDリマスター版 [Blu-ray]

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白い家の少女。DVDで観ました。ジョディー・フォスターってやっぱり特別なんだ、ほとんど少年のような動き方の魅力的なこと。彼女の強さを応援したくなるようなミステリー映画、大人になってもその洗練された強さを持っていて、願うようです。