逃げろ、お猿さん!

今日TPは平日休みだそう。朝の支度をしていると、TPもイソイソと起き出してきて着替えています。もしかして、通勤につきあってくれるのかな?尋ねてみるとニヤッと笑うばかり、さては一緒に家を出て、平日休みを堪能するつもりだな!

いつも家で顔を合わせる夫であるひととギュウギュウ電車を乗り換えて、乗り換えて乗り換えて、ギュウギュウの中にTPがいるのが不思議、ようやくおつとめさきの最寄り駅へ。私の発見したあたしの道を自慢しながら歩いていると、警官とパトカーがいました。TPが「猿やない!?」と言うのでよく見ると、網を持って要所要所で待機している様子、そうだ、猿だ!あの神奈川県あたりからやってきたおさるさんが、このあたりに来ているようなのです。パトカーが「このあたりで、猿の目撃情報が・・・」とアナウンスしています。

職場の前でTPと分かれて、タイムレコーダーにカードを交わして、親分に「(親分、)猿が、猿がここに来たらしいですよ!」と報告。親分はすぐに窓際に駆け寄ってくれて、子分は自分の手柄のようにうれしい。

あの有名猿が近くにいるかと思うと仕事も手につかなくなるのが私の欠点、何度窓から覗き下ろしてみても猿が捕まっている風ではないので、仕方なくお仕事に集中します。あーあ、猿、うまく逃げ延びてくれたらいいな。


お昼、お隣りのビルでおつとめさきの定期健康診断。今年も視力は両目とも1.5で自慢したくなります。ここまで伸び続けてきた身長はストップしていて残念。上京して3センチ伸びたけれど、もうそろそろ縮む一方なのかも知れません。ガッカリ。


仕事を何とか終えて家に帰ると、大冒険をしてきたらしいTPが一日のことを事細かに聞かせてくれます。永田町やら、霞が関やら、国会図書館やら、国会図書館内の食堂やら、その食堂で食べたカレーの大盛りのすごさやら、永遠かと思うほどの冒険談は、ハッキリ言って今日も居眠りを注意してもだんだんと動じなくなって知らんぷりすらするひとにカリカリしていた私を癒やしてくれました。この自分の中のカリカリを、焼却炉で燃やしたい!ボー!ボー!