卒業式

オフィスの近くの芝生に座って、ひとりでランチ。いいお天氣!雀がチュンチュン寄ってきたので、コンビニのテリヤキチキン野菜巻きの小麦粉の皮を千切って投げると、上手にくわえて逃げたかと思うとあっと言う間に別の仲間が7〜8羽やってきたので、そこからは知らんぷりを決め込みます。餌付けされているんだな。

遅刻してきたウザは今日も香水プンプン。たまらず、また席を移ってしごとします。快適。ギターのことを教えてくれる新人T君が出社してきたので、ウザが今日最後だとこっそり教えると驚いています。喫煙所へ行こうとするとニヤッと笑いかけてくれ、緊急会議ですねとついてきてくれました。「実は先日、ウザ(とは言わないけれど仮名)から一緒にタバコ行きましょうって誘われて、質問があるんですけど、サーバーってなんですかって聞かれて、そこから?って思いました」そんなことも今日で最後。上司のFさんとのミーティングでは、報告といえばウザ君が今日で最後ですねと言うので、もう我慢できずに机に突っ伏して「うれしい・・・」と喜ぶのを許してもらいます。それでも一応、人手不足なのに大丈夫だったんですか?と言うだけ言ってみたけれど、もう限界でしょう、仕方ないですよとのこと。帰りもちょうどウザが席を外していたので、最後の挨拶もなし。オフィスを出た瞬間に、空がパーッと広がって見えて、鼻歌まで飛び出して、足取りは軽くなって、これで一生、ウザに会うことは無いんだ、神様ありがとう!と叫びだしそうになります。この氣持ちは・・・そうだ、高校の卒業式と同じだ、これで一生、運動会も遠足も修学旅行もないんだ!団体行動が全くダメなので、腹の底から湧き上がる喜びに、涙がドードーと流れ出たっけ。同級生は式場を出て突然泣いた私を見て、驚いて笑ってくれたっけ。今日は私にとって、ウザからの卒業式。卒業おめでとう!


畳の上を転がって、卒業氣分を盛り上げます。そうだ、明日は千葉に行くんだ、人生初の岡村ちゃんのコンサートに。ウザのこともあって、うつ状態でずっと落ち込んでいた私を励まそうとしてくれたのでしょうか、TPがチケットを予約してくれたんだった。生岡村ちゃんを目に焼き付けて、歌って踊るんだ!卒業旅行だっ!