じっと見て、目を閉じて

母からメールがきました。イチジクの実がなりましたよ!大きくなるのが楽しみです。お米送りますね。とのこと。今日届くというので、ありがとう、届いたら電話しますね、と返信したところ、電話がかかってきました。

イチジクの実のかわいいね〜とお喋り。まだまだ小さくて。私の通勤路にもびわがなっとうよ、と言うと「なら、葉っぱを取っとって〜!びわの葉を焼酎に漬けたら万病に効く薬ができるみたいなことを言っています。びわの実を取るだけでも躊躇するのに、葉っぱを取るのはちょっと・・・と答えると父に電話を替わられます。父とも久しぶりにお喋り、日大の宮川くんについて「本当に立派やったなー。でもあんなに持ち上げられたら、もうふざけられんやろ?これからずっと真面目に生きて行かんといかんってなったら、かわいそうやなー」「そうそう、私もそう思っとったと。もう免許も取りづらいやん、車をコツンとぶつけても何か言われそうやし」「みんなで飲んで笑っとっても、何か言われるかも知れんしな」

イチジク?どこ?と思うほどの小さい実。

テレビでは女々しくて女々しくての鬼龍院さんが、大好きなトーストを食べるときに、ひとくち齧ったらトーストをじーっと見つめると、トーストの味がより濃くなると言っていてどういうわけか感激します。そうか、これから食べるものをじーっと見つめると、その食べ物と一体になって、より味を感じるかも知れない。私は寿司を食べるとき必ず目を閉じてしまうけれど、20代の頃、一緒にインド料理屋でバイトしていた女の子は、仕事終わりにコップ一杯の水を飲むときにも、目を閉じていたっけ。いつも何かおいしいもをの目を閉じて食べる時、必ず彼女や一緒に働いていた同僚の女の子のことを思い出します。