引っ張り愛

夕べ、急に体調が悪くなって夜の8時には寝ました。すると目薬をさしたままTPが畳で寝ていたのか、電氣点けっぱなし、テレビ点けっぱなし、あまりにも騒がしくて夜中に目が覚めます。TP、TP!テレビ点けっぱなしよ!と起こすと、何なに?突然起こされて驚いて、やがて哀しい顔で布団へ入っています。起こし方が優しくなかったかな、と思いながら、そこから眠れない、仕事のあれこれが頭のなかをぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるになって、その脳内の会話はほぼ、あたしはこういう風に正しいんだ、あのひとにこう言おう、など。あー、自分の正しさだけを訴えるってこの脳内会話なんなんだよー!と自分にキレそうになった頃、朝の5時にクタッと眠れました。起きるともうTPは仕事に出た後でした。

十五の夏 上。佐藤優少年が15才のときに東欧をひとりで旅行した日記本を、Kindle君で買って読みます。先日、Kindleで本買ったけど、職場のWiFiのパスワードの大文字が入れられんで、ダウンロードできないと隣席のT君に小さい声で言ったところ、どれですか?とKindle君を操作してパスワードを入れてくれてすぐにWiFiでダウンロードしてくれました。ありがとう、助かったよ〜とお婆ちゃんのようにお礼を言います。その、ダウンロードした本の面白いこと!少年の日記はまっすぐで、たっぷり傷ついたり、日本で読んだ本よりも実際に目で見ると違うこと、好奇心のアンテナの伸び方、マサル君ならではの視点、がんばれーと応援するように本を読みます。たまらない本です。

今日はお隣りの部署のしごとを習いながら交通整理。Sさんが私のことを「なんでも聞いたらいいよ、本当に彼女は整理が得意なんですよ」と紹介してくださいます。また褒められた、でもお手柄はSさんのもの。男のひとって本当に大変だなーとあらためて思います。足の引っ張り愛。