パンクな氣持ち


定休日。RCと小田急線の急行が停まる駅のホームで待ち合わせます。今朝はTPを駅まで送って、そのまま喫茶店に入って佐藤優少年の日記の下巻を読みながら、待ち合わせまでの時間を過ごします。

駅のホームで友だちを待つのはいい氣持ち。風もいい。やがて電車でRCがやってきて、おしゃべりしながら電車を乗り換えて、座間市の市民文化会館まで歩きます。お面とどうぶつ座間市にゆかりのある作家の展示をしているらしい、RCが新聞記事でも見たことがあるらしい。誘ってくれてありがとう。小さい絵から大きい絵まで、大きい絵の中には虚無僧さんが2人も。すてき。

座間市って、歩いたのは初めて。

作者が作ったお面を被って。(初めての顔出し!)

帰り道、蕎麦屋の犬すらアートに見えて。

駅前の佐世保バーガー屋さんでランチ、Tシャツ可愛い、よく似合うねーと言うと、まさかのベンジー作のイラスト、ネットで買ったそう、よく似合っています。ふと、RCの元職場の同僚の旦那さんが自由が丘のギャラリーで個展をしているって言ってなかった?今から行く?行こう、行こう!


電車を乗り継いで自由が丘駅まで。RCには吐きそうなほどの苦い思い出があるらしく、私もそれほど好きではない街へ電車でGO。今日は自由が丘を歩いて、記憶を上書きしようぜ!の勢いで。

森田さんの個展は、RCから教えてもらってから毎回観ていますが、今回もオフホワイトの世界に、潜り込むことができる、参加型の展示です。なので頭を突っ込んで、白い世界に浸ります。

喉乾いたけん、どこかでお茶しようと、自由が丘の街を野良犬がおしっこするように歩いて、縄張りを広げます。少しずつ、少しずつ。六文銭というコーヒーの美味しい喫茶店でお茶、お面が店中に飾られています。お面つながり・・・

RCは前職を辞めてからも、新しい上司から受けた朝の挨拶すら返してもらえない、何の仕事も与えられないモラハラ、すぐにパニクる同僚が女の涙で奪った仕事、その傷がまだうずくこともあるよう。そして専業主婦の罪悪感、その中で絵をずっと描いている暮らし、いつか自分をうっとりさせる絵が描けたらと、だんだん整理整頓ができているよう。私がもし専業主婦になれるなら、何の罪悪感も抱かないでしょう。RCは働き者だとあらためて思います。感受性が強い友だちがいることは、私を大きく支えてくれることのひとつ、傷ついたからって何だよ、傷つけるやつのことなんか忘れてやろうぜ、なにが正しいとか関係ねー、何の教訓もいらねー、役職とか立場とか全然関係ねー、とパンクな氣持ちになれるのでしょうか、楽しいお出かけになりました。ありがとう。