ターラッタターラッタターラーラーリラー、そうだ、三島行こう。朝からインスタントラーメンで小腹を満たして、電車に乗って降りて、乗り換えて降りて、また電車に乗って、もう何本乗ったのかわからないほどになった頃、ようやく三島駅に到着します。どうやら静岡県みたい、富士山が見えています。みくりさんたちが慰安旅行で乗った電車に乗って（ＴＰから突然キスされたらどうしよう、ドキドキ）、人氣だといううなぎ屋さんへ。まだ朝の１１時３０分だというのに満席、次の予約は１３時３０分から受付とのこと、ヒィ〜
うなぎが食べられなくて、隣りの川原でひと休み。ＴＰったらぼーっとして女子トイレに入っちゃっています。誰もいなくてヨカッタ。
三島まで歩いて戻って、別のうなぎ屋さんへ。満席だから出てくるのは４０分後とのこと、それでもいい、うなぎが食べられるのなら！不二美というお店。
ＴＰがおごってくれたうなぎ、目を閉じて味わいます。白子のような口どけ、こんな風なとろとろタイプのうなぎは初めてかも知れません。し、あ、わ、せ。
またみくりさんたちの電車に乗って。不思議なカバンを持っているおじいさんがいました。こっそり写真を撮ります。どこで買ったのでしょう？
韮山反射炉、駅前のインフォメーションセンターでレンタル自転車を借ります。もらった地図通りに進みます。自転車を借りないと、とてもじゃないけど行けないような距離、自転車に乗ると競争意識が湧いてきて、ビュンビュンと漕ぎます。ゴール、私の勝ち。
この炉の制作を担当した江川さんという方について、展示パネルで学びながら、無料ガイドの方たちの説明にところどころ耳を傾けながら、ぐるりと一周。
江川邸へ。思いがけず山道で、私の電動自転車のスイッチがおかしくなって点滅している隙に、ＴＰはニヤッと笑いながらどんどん先に行ってしまいました。チクショウ！ＴＰの勝ち。
江川さんという方は、絵を描くことも、陶芸も、色んなことに興味があったよう、特にマンガなど北斎漫画のようで楽しい絵ばかりです。
江川家の野点セット。自転車を返却して（最後に追い抜いて私の勝ち）、また電車に乗って修善寺駅へ。修善寺温泉の中心地までは、バスに乗ります。ひとり５６０円。
旅の安全を祈ります。
修善寺温泉の立ち寄り湯に入って、何年も前に修善寺に来たことがあるけれど、あれはもう１０年以上前かも知れない、そう考えてぞっとします。いい湯だな。
またバスに乗って、電車に乗って。ＴＰは頭がもげそうなほど眠り込んでいます。すっかり日が暮れたので駅ビルの居酒屋で、打ち上げちゃいましょう。
ビールや日本酒やらを飲んで、ＴＰとたっぷりお喋りして、今日の宿、ドーミーインに向かいます。朝食付きで大人２名１万円ちょっとのプラン、部屋は激狭だけれど動線がすばらしい、あちこち動き回っても何のストレスも無く、トイレを出て目の前にある洗面台が、ちょっとお湯を沸かしたり鏡を見たり、手を洗ったりするのに何とも便利で感激します。
極めつけは何と言っても天然温泉の大浴場があるから。屋上の浴場には小さいけれど露天風呂もあって、三島の北側の景色が眺められます。ひとりで露天に浸かっていると、ＴＰの咳払いが聞こえたので「おーい、ＴＰ」と声をかけてみます。ＴＰもひとりのよう、最高やね！と言い合います。すぐに若い女性（春との旅の春ちゃん似）が入ってきたので「じゃーまた後でねー」と言うと、春ちゃんはプッと吹き出してニコッとしてくれたので、きっと良いひとだろうと「いいとこですねー」と話しかけてみます。「ええ、いいところですね。あの、河津桜見にいらしたんですか？」と聞かれます。どうやら河津桜というものがが見頃で、それを見にに旅行に来たとのこと、とてもキレイだったそう。わー、私もいつか行ってみます、私は韮山反射炉に行きました、勉強になりました、などと話して露天を後にします。
ドーミーイン。何と夜の９時から「無料夜鳴きそばサービス」があり、１階の食堂で夜食にぴったりの中華そばを食べることができました。ドーミー最高！
寝る前に、もう一度温泉にちゃぽんと浸かって。珍しくマッサージチェアーなどやってみます、１回２００円、極楽かよっ！
明日の朝ごはんも楽しみだなー、やっぱり旅行っていいなー、計画してくれてありがとう、楽しいねー、ドーミー最高やね、そんなことを言いながら、土曜日は過ぎて行きます。ドーミーイン、あと続けて３回は泊まってみたい、むしろドーミーがあるところを中心に旅行したい。ドーミーとの出会いに感謝感謝です。
