日和下駄

雨。久しぶりにTPと一緒に出勤してみます。ドトールで朝ごはんを食べて、今日もお互いがんばろうね!とホームで分かれて、湿氣の高い電車で出勤、ふと永井荷風を読みたくなってKindle君にダウンロードして読んでみます。

日和下駄 (講談社文芸文庫)

日和下駄 (講談社文芸文庫)

 

 要するに、今と全く同じ感覚。読みながら、今すぐにでも下駄を買って履いてみたくなります。ずっと下駄と親しく過ごしてきたけれどここ数年はキーンのサンダルに切り替えたので、少し切なくなります。下駄で階段から転げ落ちたスネの傷は、20年経ってもまだ、違和感があります。

 

仕事終わりに、上司が声をかけてくれました。前から苦手だったひとと和解して、この頃はうまく行っていたけれどやっぱりうまく行かなくなってどうにも制御しきれなくなったことを見兼ねて声をかけてくれたのです。職場近くのスタバでたっぷり、1時間半ほど話しを聞いてもらいます。すぐに前の職場と比べて、あれも成ってないこれも足りない、前はプロのコンサルタントがいたから無料の勉強会があったのに、今はスキルアップできていないと、まるで今の会社は駄目みたいな意見の重なりに耐えきれなくなっていたところだったのです。反面、私のようなナアナアの態度では仕事がダブつくことが多いので、そのひとのようにきっぱりバッサリ批判してくれるひとがいることは、私にとってもお得なものだからつい耐えちゃう。たっぷり喋って、たっぷりアドバイスをもらったら、すっかり生きる元氣が出てきました。現金なものです。