6時の目覚ましで、着替えを済ませて、乾いた洗濯物をリュックに入れて、さあ最後のバスに乗りましょう。
バス停で、じっと待っているとモーチット方向の番号が来たので乗り込みます。14バーツ。
もうモーチットはドンムアン空港からと青空市場の行き帰りで2往復はしているから、だいたいの場所もわかった。ありがとう、29番バスにお礼を言ってバスを降ります。
忘れない。バスに燃えた日々を。
空港行きのA2バスに乗って。30バーツ。
空港で、前にも食べたお粥を食べて。ぞろぞろと並んでチェックインして。私と同じように一泊伸ばして同じ飛行機にのる会社のひとたちとポロポロと出会って挨拶をして。普段は同じ職場のひとたちも、すこしくったりとくたびれていて、適度な距離感で座って、ぼーっとしています。そうだ、TPのお土産!セールのTシャツを買ってみます。喜ぶだろうな。
10時25分、搭乗します。3人がけの席、窓側にタイのおじさん、真ん中に手足の長い西洋人の男性、通路側に私。待てど暮らせど出てこない機内食がやっと出てきて、税関のシートも記入して(隣の西洋人にボールペンを貸したら喜んでくれた)。
おもしろっ。羽生さんのものの考え方と、幅広い興味、小説も読んだりするんだ!と驚きいっぱい。
おもしろーっ!この方の本、もっと読んでみたい!今まで読んだことが無いし、本屋でも出会った覚えのなかった作家の本に興奮します。
本があってよかった。ほぼ満席の飛行機は約7時間のフライト、ぐうぐう眠るひとたちを乗せて成田に到着しました。
成田空港を歩きに歩いて、競歩並みの早歩きで歩いてようやく、成田エクスプレスの乗り場に。5分後に新宿行きが出ると言うのであわてて乗り込みます。
19時50分発。新宿からまた電車に乗って。コンビニでビールを買って家の玄関のドアを開けると、奥の部屋からTPがひょっこりと顔を出して、ニコーッと笑っています。おかえりー、早かったねと言うので、早いどころじゃないよ、マックスに急いでこの時間!もう10時前よ!朝6時に起きてさーとおしゃべりしているうちに、くったりとくたびれて来ます。TPは、午前十時の映画祭にひとりで行ったことなどおしゃべりしています。へーとかふーんとか相槌を打ちながら、帰ってきたんだなと実感します。あーくたびれた。