都内唯一の村へ

TPは朝、昨日検索した民宿に電話をかけています。どうやらネット予約はやっていない様子、一泊めと二泊めは宿を変えるらしい。どんなところに泊まるのか楽しみです。

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電車に乗って、

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バスに乗って、

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檜原村というところに到着します。2時間以上はかかったでしょう。役場前のメインストリートを写真に撮ります。ポストは、檜原村ゆるキャラ、じゃがいも君に変身させています。

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またバスに乗って40分、山道をぐんぐん上がってようやく、今日の宿に。

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ザーッと裏の川の音が響き続ける部屋。

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私は缶ビールなど飲んで一服、TPは近所を散策に。

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すぐ近くに滝があるそうです。コロナ対策で、通常は男女で分けているというお風呂を、家族風呂にしたらしい、汗を流して持参のパジャマ(薄手のジャージ)に着替えてから晩ごはん。

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どの山菜も手作りなことがわかります。味付けが違っていて、酸っぱいのやら甘いのやらお醤油味やら、そのどれも美味しくて驚きます。宿のひとに民宿の名前の由来を尋ねると、とても丁寧に教えてくれます。今日の宿泊客は、私たちともうひと組だけ。もうひと組は付き合いたてのカップルのよう。男のひとだけが感じよく挨拶してくれます。

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驚いたのは、母屋は300年前の茅葺き屋根の建物だそう。300年の時間を思いながら、立派な梁や神棚を眺めます。

 

コロナ対策で、布団を敷くのは自分たちでとのこと、布団のひとつがおねしょ臭くてヒッーとなりますが、臭くないのを選んで敷きます。こういう場合、宿のひとに言った方が良いんだろうけれど、朝からの移動でくたびれて、外は雨だし、静かだし、その中に響く川の音と虫の声、何となく言うのが面倒で、そのまま布団に入って本など読みます。TPは一所懸命、明日の予定を立てています。とにかくバスが1時間に1本あるか無いかなので、移動が肝。バスには山登りをするお客さんもちらほら乗っていたな、いつか山歩きとやらをしてみたい、そう思いながら、大雨で電波が届かず映らなくなったテレビのチャンネルを変えてみたりしています。

 

ふと、檜原村で評判の良いイタリアンレストランがあるらしいとTPが言うので、持参していたノートPCで検索してみます(Wifiつながっている)。フェイスブックで予約できるか尋ねてみると、シェフからすぐに返信、「テレビ撮影が入るので、映ってしまっても構いませんか?」嫌なら断れるらしい。少し悩んで、背景でチョロっと映るだけなら、まいっかと予約をしてみます。これで明日のお昼は決まった。わくわく、ぐうぐう。