柴又への旅

思い切って4連休を取ることにします。ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうを捨て置いて。

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知らなかった、上野御徒町駅から京成上野駅まで地下道でつながっていただなんて!もしかして通ったことはあったかも知れないけれど記憶にない道。うれしくなります。

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旅の隊長TPの計画は、柴又でした。何年ぶりだろう?もしかして20年ぶりくらいかも知れない。

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鼻歌はもちろん「男はつらいよ」。奮闘努力の甲斐もなく今日も涙の〜

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今日も涙の陽が落ちる、陽が落ちる〜

200円払って乗った矢切の渡し。船頭さんはお客さんが来たことにびっくりするくらい暇そうでしたが、岸を離れて漕ぎ出した瞬間遠くから日傘を差した女性が「すみませーん、待ってくださーい、道に迷っちゃって〜、すみませーん」と船を止めてしまいます。少し驚きながら船を戻して、何だか変わった4人で対岸までわずか7〜8分の小旅行。日傘の女性は自撮りをしたり、船頭さんに「腰から下だけ写真撮ってもいいですか?」と言って「どんどん出しちゃってください、顔出しOKですよ」と言われても自分が撮った写真を無理やり見せて「ね、腰から下だけしか撮っていませんから」と詰め寄っています。顔を撮って良いと言うので私は顔を入れて写真を撮ってみます。

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矢切の渡し〜。対岸は一面の田んぼ、畑。汗が吹き出します。うんざりするほど歩きます。目的地は船頭さんから聞いた、野菊の墓の文学碑。「なーんにも無いところですよ」と言われても、躍起になって歩きます。

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駅前でもらった地図の不正確さたるや。地図読み名人の私(自称)をもってしてもこの地図じゃ絶対にたどり着けね〜と切れそうになりながら40分は歩いたでしょう。肝心の文学碑に到着しても日陰から一歩も出たくありません。

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今度は矢切駅という駅を目指します(また徒歩15分!)。ふと駅の裏を見ると、スーパー銭湯があります。入浴料平日740円。汗だくのふたり。一歩館内に入ってみるとエアコンが効いていて、もう一歩も外に出たくなくなったのでお風呂に入ることに。笑顔の湯、何ていいスーパー銭湯なんだ。サイズもちょうど良いし、人数も多すぎない。それにしても脱いだ洋服がプール上がりの水着ほどに汗で濡れているので、もう捨てて帰ろうかと思います。汗を流して露天風呂、そして塩サウナ。熱中症になりそうだったので顔周りに乗せた塩をペロッと舐めてみます。何ていいスーパー銭湯なんだ。たっぷり1時間入って、髪を乾かすついでに下着にもドライヤーを当てて、ロビーでTPと待ち合わせ。「最っ高やったね」「散歩の新しい楽しみ見つけたね」「今度からスーパー銭湯中心であちこち出かけようよ」

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電車でひと駅、新柴又駅に戻ります。ようやく本当の柴又散策です。TPチョイスの天丼、サックサクでおいしい!!

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共通券を買って、山本亭。どの山本さんのお宅かは存じませんが、たいそうセンスの良い素敵なお家でございました。

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続いて寅さん記念館。あ〜、本物の寅さんのセットだそう。それほど広い館内では無いけれど、たっぷり隅々まで堪能します。続けて山田洋次ミュージアム。初期の予告などをいくつも観ます。

 

参道の漬物屋、おつけもの丸仁でたっぷり試食して、きくらげやら干し大根キムチやら芽生姜やら買って、また電車に乗って帰ります。いい旅だった、楽しかった!

 

そして夜はMIU404の最終回。シャワーも浴びて、そうめんも食べて、電氣も消してテレビの前で正座して観ます。そしてロス。これから何を楽しみにして生きて行けばよいんだろう。ま、いいか。私にはスーパー銭湯があるから。スーパー銭湯中心に散歩する楽しみを見つけたから。