たいくつな、親と子

平日の定休日。

つまらない住宅地のすべての家

つまらない住宅地のすべての家

  • 作者:津村 記久子
  • 発売日: 2021/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

何だか、脳内をしごとのことがぐるぐるぐるぐる駆け巡ってばかり!ため息ばっかり!本屋で見つけてわっとなってきゃっと買った本を読みます。ひとつだけ、それは無理があるんじゃという偶然を放っておいても、小説っていいなと思います。小学生がんばれ、この「つまらない住宅地」に住んでみたくなります。

 

父から電話。「何しよった?」「今日は何もしてなかった」「よかよか、そんな日があっても」父はこれから、花子とアンの再放送を見るからと電話を切られます。「よかったら見てみれば?案外面白いよ」とのこと。そのドラマは少しだけ見てそれほど好きじゃなかったのですが、一応見てみて、やっぱり普通。2話分の放送が終わるとすかさず母から「お父さんが、どうやったかって、聞けって。一体何の話し?」と言うので「私がイチケイのカラスを勧めたらさ、お父さんが花子とアンを勧めてきて。面白かったって言っといて」と電話を切ろうとすると「私もイチケイのカラス見よるよ!」母は、今クール、もう1本見ているドラマがあるそうですが、タイトルや出演者を尋ねても「忘れた、でも面白い」とのこと。は〜、たいくつしている両親とたいくつしている娘の会話です。