夕べ、TPが急に「浅草のドーミーに泊まろう」と言うので寝ぼけまなこで「GO」と答えます。それで早起きさせられて清澄白河へ。
横尾忠則展を見ると言うので二度驚きます。(RCと行くつもりだった)
「ちょっと早すぎたな」とか言ってる。美術館のオープンを待って先頭に並ぶのは初めて。猛暑。開場の10分前に中に入れてくれたのでうれしくなります。
1階のトイレ。
最近にしては珍しく?館内は撮影禁止だそう。80年代の横尾忠則は、観る方も体力を使います。2000年代の横尾忠則は、あの三叉路シリーズに吸い込まれるように、うっすら涙すら出てきます。
美術館を出て、近所の数少ない料理屋さんはどこも満員。1軒だけ、すーっと入れた中華料理屋で酢豚を食べます。
お腹はいっぱいになったけれど、何だか、美味しくはなかった。一食損しちゃったと嘆きながら、お次は清澄庭園だそう。
巨大なすっぽんと目が合って。
ひたすらに池の周りをただ歩くだけ。
TPが「どうしても門を連れて来たかったとこ」と言ってくれ、深川江戸資料館へ。
何か、こじんまりとしてめっちゃかわいいんですけどー。八百屋さん、お米屋さん、船宿、船頭さんの家。ひとつひとつ、じっくり見て回ります。ガイドの方の説明にも耳を傾けます。
江戸時代のいなり寿司は、長方形のお揚げまるごといなり寿司にしていたのかっ!今度作ってみたい。
担いで移動するタイプのお蕎麦屋さん。蕎麦屋でも始めようかしら。
外に出て、ガイドさんが「この川の先端に、芭蕉が座ってる。行ってみて」と誰かに説明していたのを盗み聞いて、
芭蕉さんに会いに行ってみます。本当に川沿いの、突端のところに座っていらっしゃいます。(下膨れ)
そのまま、芭蕉記念館にも行ってみます。よく考えたら、旅のパイセン。敬意を払うつもりで。芭蕉さんは本当にあちこち何ヶ月もかけて、何度か歩き回ったんだな。旅の途中で亡くなったそう。
格安のドーミーイン、格安のわけは大浴場が男女で入れ替え制だからでしょう。
それでも、景色は抜群で、飛び上がって喜びます。最高じゃん!
女性は夜8時まで。早速ひとっ風呂浴びに。誰もいない。たったひとりで、丸裸で眺めるスカイツリー。
少し昼寝をすると日が暮れています。TPと散歩に出てみます。スカイツリーがパラリンピック仕様になっています!レインボーカラーで。
隅田川にかかる橋は、線路の真横を歩いて通ることができる迫力。
はー。川って、いいな。川沿いに住んでみたいな。「門とこうしてあちこち行けるのも、あと40年くらいかな」と言うので「親たちの体調のこと考えると、30年がいいとこかね」「20年かもね」「長生きしよう」「そうしよう」などとお喋り。
裏から見る火の玉。すっかり火の玉のファンになります。アサヒビールの21階でビールが飲めるとの情報でしたが残念ながら緊急事態宣言で夜の営業はなしとのこと。そりゃそうだ。
松屋デパートの地下、食品売り場で安くなったおそうざいを買って帰って、無料でもらえるハイボールを飲みます。
からの夜鳴きそば。浅草、すっかり隅田川の魅力にやられた。私はやっぱり川が好きなんだ。あらためてそう思うと、少しグッとなります。私の人生において、川沿いに住むということはあり得るんだろうか。部屋の窓から見る川沿いには、ブルーシートの家がいくつか並んでいます。ベスポジ。サチアレ!