ごはんさえ食べられたら

朝、あまりにもしごとに行きたくないものだから、今日一日の行動を脳内でシミュレーションして、心を落ち着けます。これから毎日、脳内シミュレーションしよう。たかだか己がやっているしごとなんて、大したことないのだから、ごはんさえ食べられたら良いのだから。力まない。

帰りのバス停で、ベンチで隣りに座った女性が「それにしても暑いですねえ」と話しかけてくださいました。「昔ね、この辺りのマンションに住んでたんですよ、今は高輪、私はもうすぐ90歳になるんですよ」と個人情報ダダ漏れで教えてくれるのがうれしく、また90にはとても見えない、しゃきっとしていて、言葉も明瞭、今日はお友だちのところに言って朝からおしゃべりしていた、何年も水泳に通っていること、コロナでプールが休みになったら途端に泳げる距離が短くなってしまったこと、久しぶりに泳いだら死ぬかと思ったなどとおしゃべりは止まりません。私はおしゃべりできてうれしいと言うと、本当?良かった、とのこと。ホクホク気分で晩ごはんは鯖の唐揚げと、ふかしたトウモロコシです。

どういうわけか、家の中で蚊にいっぱい刺されるので、先日買った小さい蚊取り線香入れを試します。あっと言う間に蚊は居なくなります。

風邪が治らないものだから、明け方のラジオでゲストに出ていらした方の本をキンドル君に入れて読みます。父はもう、特に進行の早いガンだったからどうしようもないとして、普通の速度でガンが進行するならば、こういうオーソドックスな実験もアリだなと思います。いずれ誰もが通るかも知れない道のうちの一本、我がこととして熱心に読みます。