目が覚めると、岐阜県でした!びっくりです。
関市役所前。
関市役所前には関市というところに貢献したであろう人々の銅像。
朝日も上がって来たよ!と寝ぼけまなこで感動しているとTPが「門ちゃん、もう夜行バスでウィスキーは禁止ね」と昨日、私が戻したレジ袋の処理や、左足の靴がない!と言ったこと(座席で脱ぎ捨ててあったのを履かせた、最初から左足は裸足でバスを降りたということ)バスに戻って来なくて探して連れ戻したことなど、聞くに堪えないようなことを教えてくれます。どうりで。信じられないほどの二日酔い、景色がやたらと鮮明で。
用水路の水が飲めそうなほど透明です。
電車が来るまで30分ほど時間があるようで、ひと駅歩きます。ひとっこひとりいない、いえ、おじさんたちだけが遠くでウォーキングしている街。
関駅へ。「刃物と鵜飼そして円空ゆかりの地」とあります。TPとふたりで「盛り込みすぎ、、」と思わず感想がこぼれます。
人生初の長良川鉄道へ。
まだ朝の6時。電車に乗れるだけでしあわせです。車内ではさくらももこの岐阜県オリジナルキャラクターがあちこちに貼られています。
美濃太田駅。乗り換えをするそう。時間があるので、木曽川とやらを見に歩きます。
これが木曽川か!帰り道、セブンイレブンでウィンナーとサンドイッチを買って朝ごはんにします。
美濃太田からはJRに乗り換えます。
ぐうぐう眠りながら高山へ。
高山駅。朝10時。
TPの旅程では、宮川朝市というところにまず行くらしい。本当に、川沿いに、朝市があって感動します。ここが飛騨高山か!
朝市を端から端まで歩いて、また戻って、一杯280円のアイスコーヒーをテイクアウトします。地元のひとが次々と訪れるコーヒー屋さん、白髪の婦人がひとりで切り盛りしている素敵なお店。あんな風に年を重ねられたら、というような方。
農産物や手作りのさるぼぼなど色んなものが売られている朝市。さあ、次はどこへ行く?
宮地家というところへ。
暑い暑い、帽子をかぶってマンホールだけを見て歩きます。
入場無料の宮地家は、入った瞬間にヒヤッとするので管理人のおじさんに「涼しいですね、冷房とかじゃなくて?」と尋ねると「いーえ、何にも入ってません」この家屋の構造で涼しくなっているとのこと。管理人さんはすぐさま甲子園の中継に見入っています。
売物件。おいくらかしら?
城下町をウロウロと歩き回ります。
吉島家。こちらは入場料を払います。
あの、100歳を超える画家の作品があちらこちらに。暑くてくたびれるので入り口にリュックを下ろしていたところ、次の入場者たちも真似してくれています。荷物置くブームを作ることができてうれしいっ。
お土産物屋さんの軒先に、アルミ缶で作られた風車が盛大に回っています。格好いい、ひとつ欲しい。
新聞受。何と美しい。ブリキかしら、鉄かしら?そもそもブリキと鉄の違いって何かしら?
人生で一番低い信号機を見つけて驚きます。
陣屋。お代官様のお裁きが数々と行われた場所、何だか胸が苦しくなります。うさちゃんの装飾。
緋毛氈から庭。
米俵を見ても、ちくしょーっと胸が苦しくなります。私、根っこは社会主義的な思想なのかしら?
で、お待ちかねのギュウ!
せっかくだから飛騨牛を食べたいだけ食べましょう。お得なセットは400グラム!お得なわけはブーちゃんも入っているから。
それにしても、今回の切符入れ、無印のケースにハトメで穴を開けてやって紐を通してエイトノット結びしてやりました!この使いやすいこと!旅行で一番大事なことは、切符を無くさないことかも知れません。
サーロイン!誰も居なかったら抱えて逃げたいくらいの魅力。
高山駅再び。
今日の宿泊地は何と!下呂温泉とのこと。ヤッターヤッターヤッター門。
この緑!
オレンジ!
電車の本数も多く無いので、明日は気をつけて出発しましょう。
ようこそ下呂温泉へ!高山から電車で2時間。
来ました、下呂温泉!
憧れの下呂温泉。
おや?
ずいぶん和風な、昭和な感じの民宿でしょうか?宿帳を書いていると旅館のおじさんは私のおでこにピッと体温計を当てています。
喫煙所はありますか?と尋ねると、どこからか灰皿を出してくれて、窓を開けて吸ったらいいとのこと(きっと内緒で)。
窓から猫が見えます(すぐにどこかのおばさんが出てきて、石を投げて追い払ってしまいました)。
霧の深い山。
TPが、せっかく下呂温泉に来たのだから立ち寄り湯にも行こう、温泉三昧しようと言うので歩いて温泉へ。(温泉タンク!)
箱の中に入って首だけさらし首みたいに出すタイプの箱湯というものを気に入った。
歩いて戻って、宿の近所の居酒屋で岐阜の郷土料理、けいちゃんなるものを注文します。あれ?ほとんど味がしない。けいちゃんって味がしないものなのかしら?
昭和!トイレ共同。それでもなぜか居心地が良いと思ったら、他にお客さんが居ないからでした。今日は晴れたり曇ったり土砂降りになったり色とりどりのお天気。窓から見る夜の山も良いものです。そしてさるぼぼ。たくさん見ていると抱きつきたくなる可愛さ、さるぼぼを欲しくなります。旅先で読む旅館の漫画、黄昏流星群も最高。染み込みます。