月川荘キャンプ場

6時40分起き。今日は最寄り駅から乗って、乗り換えて、

乗り換えて、

武蔵嵐山(むさしらんざん)という駅へ。

駅に着いた瞬間、あら?この場所、好き、そう思います。構内でコーヒーを飲んで、トイレも済ませて、

てくてく歩いて、

歩いて、

歩いて。あら?畠山?比企?

畠山さんの館跡というところの広大な森に入って行きます。トチの実。

中川大志

中川大志君の家の裏口から出て、橋を渡ります。

TPが「稲穂が頭を垂れてるね」などと風流なことを言っています。キャンプ場まで、遠い遠い!30分歩いても着かない。途中、ベンチで腰掛けて自動販売機でお茶を飲んで、吹き出す汗を手ぬぐいで拭き拭き、

着いた〜!月川荘キャンプ場

 

林間サイト、川原サイトなどを見て回って、小さめの川原サイトが絶対に素敵!と、狭い川原ですがすでにテントを張っているひとたちも素敵そうな雰囲気なので川原に。狭いところなのでタープを張るか張らないかでTPとひと揉めしますが(私が張りたい!と言ってもTPがロープとか場所を取りすぎても悪いとか言うので、もういい!と張ったタープを私がひとりで外した)何とか、朝昼兼用のごはん、今日はポトフにしました。本当ならばバゲットなど用意したかったけれど時間がなかったので急遽、昨日の残りのサンドイッチ用パンを焼いて。

おいしー!!

ご近所さんやら、バンガローの方のサイトやらにも住民が増えてきました。

木陰で昼寝をしていると、野良猫(というよりキャンプ場で飼われているらしき野良猫)が見回りをしながら、ひとに近寄って撫でられ放題しています。

誰もタープ張っていません(これまでのキャンプ場ではあり得なかった光景、ほぼ全員タープ張ってた)

でーっっかいハエもいます(3センチくらい!)

よくわからないような白いもふもふしたものもいます(キャンプ場のヤギらしい!!)

TPが、ちょっとコンビニまで散歩しようと言うので付き合います。30分くらいかなと思ったら、随分と遠くまで、嵐山渓谷とやらまで、川を2回も渡って、でっかいバーベキュー場も過ぎて、2時間ほど。

ようやくコンビニで、大きい通りを見ると薬局があったので入ってみると、ほぼスーパー!次ここに来たら、食材持って来んでいいね、荷物軽くなるねとか言って興奮します。

思わずふえるワカメとインスタント味噌汁を買って。

キャンプ場まで歩いてもどる道、沈む太陽に「今日は一日ありがとうございました!また明日もどうぞよろしくお願いします!」と大きい声で挨拶します。

川原サイトで遊んでいたグループも、3分の2は帰っていました。昼間に来てバーベキューだけして帰るらしい。この川原サイトには10組ほどだけ。ソロ、若い男性二人、ソロ、若い男性二人、若い男性二人、夫婦、若い男性二人、ソロ、夫婦。ソロはすべて男性。若い男性二人は自称イケてる系から非モテ系まで誰もが楽しそう。

今日は何と、シャワーが壊れているとのことで風呂ナシ!汗まみれ!ビオレの汗拭きシートでさっぱりして、初めてのシャワーなしキャンプだ。ワイルドだ。まずは、明日の朝ごはんに業スーで買ったハーブ入りウィンナーを焼いておきます。それが、どういうわけかブニャブニャして柔らかく、破れるものまであって、気持ち悪くてたまりません。イレイザーヘッド!豚肉の味噌漬けを焼いて、TPは飯盒でごはんを炊いて、散歩のし過ぎですっかり暗くなったけれど、懐中電灯を点けながら、肉の焼け具合を確かめて食べます。私が「石立鉄男って亡くなったよね」と言うとTPが「随分前に亡くなった」と答えます。「いい俳優さんやったな」と言いながらスーパー兼薬局で買ったふえるワカメ入りのインスタント味噌汁を飲みながら「お前はどこのワカメじゃ?」とか言っているとTPは笑いが止まらなくなったようで「何で急に石立鉄男って思ったら、ワカメか〜」そう言って大笑いしています。あ、そっか前置きなかったね!すまんすまん。

食べ終わった皿を洗いに上がると、満月!

今日は、居間としてテント前に敷いて使っている100均の緑色のレジャーシートを、寝る前にバサバサしてふるって、畳んでテントにしまう作戦。いつも朝起きたら、外に出しておいたレジャーシートが夜露でグチャグチャになっているからです。10時には寝たいと思っていても、川のゴウゴウという音が心地よく、何となく寝たくありません。大きい石に座ってTPとお喋りします。ホタルが今日もいました。飛行機も何機もゴーッと空を通り過ぎています。焚き火が消えたのでテントで寝ていたけれど、明け方の3時に目が覚めてTPがトイレに行くと言うので私もついて行きます。真っ暗を、ゆっくりと、足元に注意しながら。テントまで戻って、また石に座って、小声でお喋りを少しだけして、また寝ます。ゴウゴウという川の音。やっぱり川の側がいい!絶対に川の側がいい!あらためてそう思いました。この、音。