また帰ります

朝起きると、TPママが朝ごはんの用意をしてくれています。すみません、ありがとうございます。TP「昨日は眠れんやった。門のいびきを止めて、やっと眠れるってウトウトしたらビビビッて電話の音」どうやらTPパパは夜中に携帯で何度もTPママを呼び出していたようです。

夕べ、これで最後と言ったTPパパはやっぱり今朝も起きていて「おーいおいおい」「おーいおいおい」何度もTPママを呼び出しては何か言っています。

これが本当に今回の帰省の最後、そろそろ帰りますねと挨拶します。「じゃ、また」とTPが言うと「またな」とTPパパ。「人間ドッグ」と最後までTPの心配。

TPママが駅まで送ってくれます。その間、何度もジリジリジリッと鳴るTPママのスマホ!TPパパから、薬はどこ?とかまだ帰らんのかとか何度も何度も。空港行きのバスを待つ間も5分おきに電話がなります。いよいよバスに乗るというときも呼び出しの電話。TPママもさすがに怒っています。

電話が鳴り続けるせいで、ちゃんとお礼を言えなかった。

バスに乗ってぐったりします。

お世話になりっぱなしだった。

飛行機は2時間ほどで成田へ。

昼ごはんは空港で食べずに、電車でコンビニ弁当を食べます。

最短で帰っても、大分から自宅まで6時間半。TPママがプレゼントしてくれたタバコ1カートン(すみません、喫煙者の嫁で)。

 

TPママに到着の電話をすると、すぐ横でTPパパの声。「ちょっと待ってって!」どういう心境なんだろう、ああして何度もお母さんを呼び出すのは。寂しいのでしょうか?不安なのでしょうか?孤独なのでしょうか。それなら解消してあげたい。母にも到着したと電話すると、まだ旅行の最中でした。明日は佐賀に旅行へ行くそう。こちらは自由を満喫しているようです。TPとふたり、いつもの古いアパートで「くたびれたね」と昼寝をして、それでも帰省して良かったね、また帰ろうねと言い合いました。今日は父の命日です。