桂浜

せっかくの高知旅行、たっぷり楽しみたくて6時に目覚まし時計をかけます。

でも起きられず、6時50分に起きて、朝食へ。

急かされるように食べるけれど、結構おいしい。きんぴら、カマボコ、玉子焼き、マカロニ、ウィンナー、しめじ、サバ、コーンもやし、キューちゃん、味噌汁。

7分ほど歩いて高知駅へ。My遊チケットという、ひとり1000円でバスと路面電車に乗り放題の券を買ってTP興奮。

通勤、通学。

肌寒いので足元にレッグウォーマーを取り付けます。ホカホカ。

土佐山田駅からバスに乗って、

どういうわけか、大学の前でバックミラー越しに運転手さんと目が合ったと思ったら停車されます。あ、違いました?と言われてバスは発車します。教授とかに思われたのかな?うふふ。

TP計画でたどり着いたところは、龍河洞という鍾乳洞でした。(高知県にはベンチが多い!どこにでもベンチがあります!)

開店したばかりのお土産屋さんのある通りを抜けて、

ひとり1200円払って、洞窟に入ります。

この洞窟は、あまりびしゃびしゃしていない、カラッとタイプ。

洞窟にフィットするように階段が設置されています。

幻想的!(でもちょっと怖い)

ずっと上がって、

ようやく下ったと思ったら、弥生人が洞窟で暮らしていた痕跡という、手作りのツボが埋まっているところに出ます。下から入って、出口はビル20階くらいの高いところに出る形式。出口から下って帰りのバスを待っていると、どういうわけか洞窟の入り口はこっち?と数人から声をかけられ、まるで常連のように答えます。「ここまっすぐ行って、右側のエスカレーターで上がります」

あー、楽しかった。またバスに乗って駅へ。

今度は特急で戻ります。

お次はどこへ?

再びの高知駅から、

バスに乗って(市内をぐるぐるするタイプのバス)、

桂浜。

横から龍馬。

そんなに浜辺って興味ないタイプだと思っていたけれど、

こはちょっと違う、

何かが突き抜けている、

平和の象徴のように、

キラッキラで驚きます。

遊歩道を抜けて龍馬記念館へ。

はっきり言って、驚きました。龍馬の筆まめさに。長い長い手紙を、何枚も。そのユーモアにも、その正直さにも。つとめて素直な文章が、かならずちょっとふざけて、おちょくったような言葉で、温かく。読んでも読んでも飽きないのが不思議です。ヨボヨボのおばあさんがひとり「出られなくなっちゃった、出口閉まっちゃった」と言っているので「出口はあっちですよ」と教えます。私も初めて来たところなのに。

休憩所で自販機のコーヒーを飲みながら、

桂浜を見渡します。

帰りのバスは、また桂浜から乗りましょう。

来た時と同じ道をまた市内ぐるぐる戻って、

はりまや橋。かわいい。

はりまや橋の交差点には、うどん屋も入っているパチンコ屋さんがドーンとあります。

初、路面電車に乗ります。古いタイプの車両で、停車のときに押すボタンがわからないでいると斜め向かいの方が気づいて押してくださいます。

今日は旅館。リバーサイドです。TPはテレビでドラフト会議を見ます。

ベランダからは、人々の暮らしが。学校から帰って来た子、ジョギングするひと、犬の散歩をするひと、仕事帰りのひと。ポツポツと電気が灯って。もしここで育ったとしたら私は今頃、どういう暮らしをしていたんだろう?

ひょうたん型の大浴場に入って、晩ごはんです。高知名物の田舎寿司も食べられてうれしい。お腹いっぱいで、パリッとしたシーツにくるまって、川沿いで眠ります。目を閉じると桂浜。