サンキュー人生

朝起きて、TPが借りてきてくれたDVDを観ます。


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「NOPE」目をみはるような面白さ。清々しい。映画をちょうど観終わって、さあ大森へ行く準備をしようかと言うときに、ピンポンが鳴りました。玄関を開けてみると、宅配便。送り主は、前の勤め先の元上司Jさんです。Jさん?どうして?と思いながらも箱を開けてみると、目に飛び込んできたのは見たことのない丸いフルーツ。そして、ラーメンなど。箱を開けながら、あ、もしかしてJさん、私を励まそうとしてくれている?とピカッとわかった瞬間に手紙の入った封筒が目に入って、ゆっくりと開けて、読んで、震えるほど感動して、泣きます。

J先輩!!!!

どうして私が今、追い詰められていることをわかったんだろう?と思うと、私が年賀状に「去年は地獄を味わいました!」と書いたからでした。普段はひとのプライベートに踏み込まないJさんが、おそらくD君が前に私がこのブログを書いていると聞いたことを思い出して、ネットで検索してくれ、私が地獄の入り口に落ちた己のコピペミス事故を読んでくれ、その前からの父親が急にガンで亡くなったこと、何とか気持ちを立て直そうとTPと楽しみを見つけてキャンプしていたこと、読んでくれていたと書いてあります。震えます。去年からの地獄、自分のミス、そして一番辛かった大切な私のチーム解体(全員バラバラに、半分が退職)で傷ついていたことを、手紙で、文章で、私を守ってくれました。元上司なのに今も上司のように寄り添ってくれて、かばってくれて、何より、信じてくれているのが、胸に迫って、震え続けます、ありがたすぎて。

こんなひとが、この世の中にいて良かった、私だけを励まそうとしただけじゃない、きっとこういうひとが世の中を少しずつ保っているんだ、そう思うと、ムクムクと生きる元気が湧き上がります。TPも「元上司のJ先輩が…」と言ったっきりの私を見て「よかったね、ありがたいね」と一緒に感動してくれています。そういうひとと出会えてよかったね、と。

そこからはウキウキで、

大森駅に行って、とんかつを食べます。

貴重なお漬物の写真を撮って、

絶妙な豚汁を味わって、

私はヒレカツ派。

大森駅から、蒲田の方に歩いてみます。

私が一服している間にTPが「この辺、家賃安いね」と言うので不動産屋さんの看板を見て回ります。今、住んでいる古いアパートは、家賃を取りに来る大家さんも年齢を重ねてどんどん小さくなっています。手術も受けたそうだし。大家さんが亡くなったらきっと取り壊しになるんだろうな。そのときは引っ越しするしかないねとTPとも話しています。第一候補は上野、第二候補は渋谷、第三候補は大森、蒲田?

とんかつを食べたあとで、路線図を見てみると「川崎大師」とあります。先日のFさんKさんお気楽ランチで話題に出たところ!

(私は、テレビでCMするような寺には行きたくない)でも、話題に出たくらいやけん、行ってみる?と言って、行ってみます。

観光地、楽しい!!!

ここが、Kさんが30代の厄年で厄除けしてもらった受付か〜

せんとくん?いえ、ひらまくん。

裏手に回ると、おいしそうな露店が並んでいます。

おや?北の海?J先輩は相撲好き、シーズン中は毎日大相撲ダイジェストを録画して見ていると言ってたっけ。

電車で川崎駅まで戻ります。そしてTPが「孤独のグルメのホルモン屋に行きたい」と言うので、お隣りの駅に行ってみます。

八丁畷。(はっちょうなわてと読むらしい)

結果として、歩いて回ってみたけれども孤独のグルメホルモン屋は見つからず、川崎駅まで歩いてみます。

川崎から上野まで電車に乗ってぐうぐう眠って、上野から地下鉄でいつもの古いアパートに帰ります。今日は、ピカピカの一日でした。晩ごはんはちゃんぽん。私はここ数ヶ月、いえ、約2年間ほど、ずっと眉間にシワを寄せて生きていました。老眼もあるし、現実がつらすぎて本を読むきもなくなって。それが悪いことだとは思っていない、友人たちの親も次々と亡くなったりして、性悪説に生まれ変わって、誰かをそっと助けたりするとかえって痛い目に会うようなSYOKUBAだったから、すっかりやさぐれて。とはいえ、生来の呑気さとハッピーさで鬼にもなれず、元々引きこもり体質で働きたくないものだから転職もできず、ただただ苦しくて。今日は、とても楽しい一日だったので、風穴が開いたような日。サンキューJ先輩、サンキューTP、サンキュー友人、サンキュー人生。