ギッコンバッタン

このところ、同じ部署の同僚たちが、毎朝全員で不機嫌だったけれど上司がいない隙きにちょこっとおしゃべりすると、少しずつほぐれて、目が輝きを取り戻していました。笑い声も出て。「どうせ辞めるなら、せめてそれまで楽しもう!上司のためじゃない、自分たちのために働こう!」と私が言うと「上の上のひとに面談入れてもらった、業務過多を報告する!」と言うひともいて、「こういう会話を定期的にやりたい!進言しましょうよ」と言う若者まで。。。私は涙が出るよ。

こういう会話が出ると、もうちょっと勤めてみようかなと思います。

そして久しぶりに会うメンバーとのランチが入ったと思ったら、私が密かに「親分」と呼んで親しんでいた方がついに、心が折れて休職することにしたと教えてくれます。どうやら数百人分の労務系業務をひとりでやらされているのに残業が多すぎると言われたうえに、いつまで続けるの?と聞かれたとのこと!引き継ぎ先は何と2人体制!やっぱりひとりじゃ無理な業務だったんじゃねえか!テーブルを叩いて怒るひともいて、私も「もう私、あのオッサン大嫌い、大、大、大、大、大っ嫌い!!」と言ったりして(幼稚)。

こういう会話が出ると、今すぐ辞めてやるぜとか思います。

 

夜、近所のコンビニでビールを買おうとしていると、60代後半か70代に見える女性が戸惑っています。「大丈夫ですか?」と声をかけると「これ、3本買うとって書いてあるけど、何でしょう?」「3本買うと、、、ポテトチップスがもらえる券って書いてあります」「ポテトチップス?じゃあいらないわ。ありがとうございます」お会計を済ませて信号待ちでまた一緒になると「どうも。ご近所なんですか?」と話しかけてくれ、「はい。すぐ近所です。お住まい、長いんですか?」「ええ、もう何十年かな、福岡から嫁入りして」「えっ、私も福岡ですよっ!」「えっ、どちら?」「◯◯区です!」「あら私は◯◯市!」思わず手を取り合ってしまいます。自分の家は公園を挟んだところの2軒めだから、よかったら今度遊びに来てもいいわよ、コーヒーだけでもとおっしゃるから「いいんですか?本気にしちゃいそう」と答えます。ご近所の、オオエさん。いつかまたバッタリ会ったらコーヒーでも飲ませてもらいましょう。

変な出会いがあったり、勤め先でも悲喜こもごもあったり、シーソーのように、ギッコンバッタン、心は右に左に傾き続けて、どうせ決断できないのだから決断できないままの日々を楽しく過ごそう。晩ごはんはJ便からお楽しみの「熊本ラーメン」です。おいしいったらない!!