遠い感覚

朝起きて、すぐに庭の掃き掃除。

 

 

リュックを背負って、母と地下鉄で空港に向かいます。私は一応、在宅勤務のテイなので、モーニングを食べながらも、電源を確保して仕事します。1時間くらい。母は、ぼーっとしています。職場へのお土産に、めんべいを2箱買って。「ありがとうね」「ありがとう」「また、明日からもがんばろう」と別れる検査場、私は涙が出て止まりません。

何の涙?わからない。

機内でも、一応在宅勤務のテイで仕事。

きっと母は、飛行機が飛び立つところをどこかで見ているだろうなと思う涙。

やがて飛行機は羽田に着いて、モノレール、それでも在宅勤務のテイの仕事。

売れ残った祖母の遺品をひとつ、持って帰ります。レンタルしていたWiFiセットを入れて持ち帰ったもの。

弟は「あなたに何か贈るのはむずかしい」と、亀の子たわしスポンジと、手ぬぐい、さらには、誕生日おめでとうと書いた袋に入ったペンをくれました。すべてうれしい。

晩ごはんは焼きそばです。仕事から帰って来たTPが「あっ、久しぶりの門焼きそば、うれしい!」と喜んでくれます。久しぶりに見たTPは、このひとは私の夫?みたいな遠い感覚ですが、すぐに慣れるでしょう。私はここ十数日のことを、あれこれ連続で喋り続けて最後に「門からは、ひとつも質問ないね」と言われて、あ?そう?だって喋りたいことをお互いに喋って、その隙間に入って来んと、とか言いながら。TPはTPで、サウナに行ったり映画を観に行ったり、カプセルホテルに泊まったりと色々と冒険談があるそう。それはおいおい、ゆっくりと聞きましょう。