一矢報いた

monna88882014-11-23

どう考えても、おつとめさきの引き継ぎ資料が足りないと思い詰めて、休日出勤をしました。TPにも昨日から予告して、行ってきまっす!と敬礼をして出かけます。同じフロアーの人数が多過ぎて、酸欠になって引継仕事が進まないのがずっと辛かったから今日は自分のための時間。


ピッと入館カードをかざして入る高層ビル、入り口には人っこひとりいません。そこで最上階までエレベーターで上がってみました。ひっ、エリートたちは毎日こんな景色を見ているんだな!安いビジネスホテルほどの空間にひとり、ガラス窓から見える骨組みにお尻がヒヤッとします。


またピッとカードをかざしておつとめ先のフロアーに入ると、ひっそりと誰もいません。窓明かりだけ。トコトコと歩いて離れ小島のVIPルームへ向かってコツコツと資料を作ります。久しぶりの集中、大枠を作るだけでも大変だ。しばらくするとピッと音がして、誰かが入って来ました。遠い離れ小島から挨拶をすると、のけぞって驚いています。人がいると思わなかったらしい。またしばらくするとピッと音がして、今度はシャ蝶が現れました。遠くから挨拶をすると驚いて嬉しそうな顔をしています。「◯◯さん!電氣も点けないで。そっちにも電氣あるよ、場所わかる?それよりいつまで?」と言うので今月いっぱいと答えます。すると、次決まってんの?もう動いてる?…辞めなくていいのに、辞めなくてもいいじゃんとまた言うので「次はまだ決めていません(嘘)。辞めようかどうしようかしばらく悩んでいましたが席を離されたからカチンときて、辞めることにしました」そう答えます。シャ蝶はすぐさま、だって辞めるって言ってたじゃん、部下からも報告なかったなどと色々言うので、それでもこんなに離されたくなかった、最後まで他の方と同じ場所にいたかったと訴えます。広いフロアーにもうひとり、聞き耳を立てているでしょうか。シャ蝶は苦笑いして何も答えなかったのでまた仕事に戻ります。


4時間ほど集中してはたらいて、帰るときにシャ蝶にのど飴をあげると「ありがとう」と微笑んでくれました。もうひとりのどなたかにものど飴を渡して、お先に失礼しま〜すと帰る道、シャ蝶の数年に渡る常軌を逸した発言の数々、そして誰ひとり味方がいないような暗黒世界、異常な孤独さに打たれたようにしばらく身体がジンジンとしています。今日は一生のうち最初で最後の無償休日出勤。夜のクドカンドラマだけが楽しみ、家に帰ってTPに顛末を話すと、よく言ったねぇ、一矢報いたやん、相手にとってはつまようじでツンとさしたくらいやろうけど、よく言った、と誉めて?くれたのでまぁいい一日だったかも知れない。明日は本当にお休みします。ワクワク☆