本を読みながらゴロゴロ、ゴロゴロ。TPが「何か美味しい餃子があるって」とか「渋谷で面白そうな映画が、門ちゃんが嫌いなルートじゃなくて反対側の方」とか「回転寿司は?」「DVD借りて来よっか?」などと氣を配ってくれているのでしょうか。それでも久しぶりに小説を読みたくなったので、本屋までならと重たい身体を引きずるように出発してみると、外の空氣はやっぱり家の中と違っていて、すーっと鼻が通り抜けるよう。紀伊国屋書店の地下で焼きそばを食べます。おめあての新刊本を買って、さ帰ろうと言うと、お茶せん?と言うのでお茶をしました。TPに、昨日無償休日出勤したときの光景は一生覚えているだろうこと、次のおつとめさきへの不安、引継が終わらないことで私の狂氣じみた焦りの感じなどを話します。
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TPは散歩に出る道、焼きそばを食べるとき、お茶して散歩をして帰るとき、帰ってから私が風呂に入ってもなおドアを開けてきてまでお喋りし続けています。職場のことやら、街でみかけたことやら、子どもの頃の思い出や通りすがりの人から言われたこと、お客さんと会話したことなど何時間も。このところ私は残業で夜も遅いし、帰ってきてもぐったりとしていたので、お喋りの発散場所が無かったのでしょうか。喋りながら途中でウトウトと目を瞑ったり、肘がズルッとなってもなおお喋りをし続けていました。嬉しそう。そんなにお喋りしたいことを溜めていただなんて。お客さんから28才くらいでしょ?と言われたと白々しい恥じらいっぷりで報告していたっけ。喋りぃ喋りぃ、どれだけでも喋っていいよと言いました。私ももう寝るし。グウグウ、グウ子です。