ナンのこと

うぅ、おかずのアイデアがありませんから、福岡で買って帰った明太子と、冷蔵庫の昆布と梅干しを乗せるだけ。インスタント味噌汁が心の友です。それにしても本当に、鮭の飽きなさったら、どうしてこんなに飽きないんですかと鮭本人にもお尋ねしたいくらいの飽きなさです。

ところで、今日、私にはミッションがあります。週末はキャンプに行くのです!早速、スーパーであれこれ買って、まさかの昼のピザ用の「ナン」がいつものスーパーに無い、お店の方に尋ねると「あまり売れなくて、今は滅多に置いてないんですよ」とのこと、めまいがします。重たい買い物袋を提げて、別の店へ。果たしてナンはありました。が、あまりにも小さいサイズ1袋5枚入り。手のひらくらい小さいので、ひとり3枚は食べたい、よく考えて2袋買います。これからキャンプの準備だ、忙しくなるぞ。

ごはんの量

なつぞらです。

さ、今日のお弁当は何かな?

ジャーン、鮭と豚と小松菜の味噌炒めです。このところ図書館で「きのう何食べた?」を1冊ずつ借りて、昼休みに読んでいます。ドラマは観ていたけれど、マンガは初めて、それが、あまりにも素敵で繊細で、面白くて、毎話毎話、軽く涙ぐむほど。全巻読みたい。

おや?仕事から帰ると、空が怪しくなっています。

「ビカーッ!!ゴロゴロ、ドッカーン!!ビカビカっドーン!ゴロゴロドーンビカビカ」ものすごい音がしたと思ったら豪雨。

晩ごはんは、玉子チャーハンです。我が家は炊飯器が無いので鍋で炊いていますが、夏はごはんを炊く量が難しい。余ったり、足りなかったり。今日は余っていたので、まとめてチャーハン。TP用のおむすびと、自分用の雑弁用ごはんは、炊きたてのごはんじゃないと美味しくないので。いつかコツを掴みたいわ。ごはんの量。

味噌炒め

平日の休日。グウグウ眠って、くたびれを取ります。朝、歯医者へ行ってクリーニングとホワイトニング。私は色白タイプじゃないから、歯もホワイトニングしても白くはなりません。色素の問題だな。

続けて、皮膚科へ。「どうでしょう?」「最後はカサブタみたいになって、ツルッとなるはず」「楽しみです」足裏のイボはいつまでも固い皮膚のまま、なかなかツルッとしないものの、6個あったうちの2個はどこかへ消え去っています。あと4個!

暑い暑い。スイカを買ってみます。くたくたで残業まみれのTPに出してみます。

晩ごはんは、豚とナスの味噌炒めです。味噌って、おいしい。いつも安定して、すごいな、味噌って。

ホットドッグ

帰省でくたびれたのでしょうか?昨夜は何も準備できず、昼ごはんは近所にタンメンを食べに出かけます。

九州で買ったお米が届きます。我が家のカリフォルニア米のパサパサ感を、ミルキープリンセスとのブレンドで、何とかする作戦です。お店の方からお勧めされた、あおさ塩も届きました。TP用のおむすびにかけてみましょう。

TPは、母がコストコで買って使い切れなかった入浴剤を「どれにしようかな」と、選ぶのを楽しみに使ってくれています。母はまたコストコで買って使い切れなかったというシャンプーの大袋を今度送るねとか電話で言っています。

晩ごはんは、スーパーで買ったハンバーグです。TPに「普通のうちは、ひとり1個よ。でもうちは特別、2個出すけんね」と言ってみたものの、まだ食べたりないようなのでついつい、もう1個焼いていたものを「おかわりあるよ!」と大サービスしてしまいます。TPが食欲あってうれしい。

明日の朝ごはんも用意しておきます。キャベツとウィンナーのホットドッグです。朝起きるのが楽しみです。

冷しゃぶサラダだな

月曜日って、誰もが軽く絶望して出勤していますか?もしかすると?

私は、いいことを思いつきました。弁当の包みを最初から裏にしておくと、

開けたときに、表がこちらに向いて、ランチョンマットのようになるのです。ところで今日は、焼いた鮭と漬物やら佃煮やらだけ。

珍しく、食べ終えて「足りない」と思いました。そこで、パンを買ってみて食べました。私は空腹には弱いけれど、酒飲みだからつまみ程度のものしか食べたくない派、それが、腹ペコになってうれしい。

家に帰っても、今日は絶対に冷しゃぶサラダにしようと決めて、たっぷり食べます。帰省する前に母が送ってくれたレタスやらサラダ菜を洗ってビニール袋に入れておいたものがまだシャキッとしていたので。モリモリ食べて、おいしいったらありません。

本日休診

「本日休診」TPが図書館で借りてきてくれたDVDを観ます。ドタバタで最初面白く、どういうわけか、やがてウトウト・・・

2万円

さ、帰りましょう。数ヶ月に1回、本来なら父に注ぎたかったものを母に全ベットすると決めてから帰省しているから、できるだけのことはやっている、そう自分を励まして。

福岡の地下鉄の広告は、のんきです。

母が「これ。女子高生がいっぱい付けとるやろう?私も買おうと思って」

写真に撮ってみると、表も見せてくれます。「あんたもいる?」「いらん、絶対にいらん。でも可愛いね(嘘)」

いつもの、ロイヤルでモーニングを食べます。母、甥っ子から「今日、遊びに行ってもいい?」のラインを受けて「何ねー、私は海外の方の空港に行こうと思っとったのに」と言いながら嬉しそうです。

ぐっと涙をこらえて機上のひとになって、

爆睡して、成田に着いて、そのまま特急に乗ります。お腹減ったので母から持たされたちくわを1本食べます。足りなくてもう1本食べます。さらにもう1本。

土砂降り。家に帰ると、TPが昼ごはんから戻って来て、まずは「どうやった?」と私の話しを全部聞いて「じゃ、俺の話しね」とたった数日のことを全部喋っています。喋っても喋っても、まだ足りないような感じで喋り続けているのを眺めながら、本当にTPはお喋りだな、でもそっちの方がわかりやすくていいな、などと思います。さ、これで数ヶ月に一度の大仕事は終わった、明日からはまた日常に戻ります。母にも無事、到着したと電話。「リュックの中にお手紙入れとった」探してみると2万円が入っています。買わなかったスイカとメロンのお金らしい。あーあ、こんなことせんでも。次の帰省の資金にしましょう。

ポイントカード

夜中、目が覚めて温泉にチャポン。朝目が覚めて、温泉にとぷん。流れっぱなしの温泉があるのって、何て素敵なんでしょう。

少しだけ、周囲を散歩してみます。

今が田植えの時期なんでしょうか?

お宿にいる犬の置物はすっかり色が抜けているのでペンキで塗り直してあげたくなります。

母も何度か温泉にチャポンと浸かったらしい。お待ちかねの朝ご飯、やっぱり全ての具材と味付けがいいのが不思議、水が良いのかな?またお風呂に浸かって、チェックアウトします。

さあ今日は忙しいよ。母の計画にすべて、付き合うのです。「まずは温泉汲む」それから、お米買って、メロン買って、スイカ行って、団子買って、ガソリン。いや、ガソリン、団子、とのこと。メモを取って、温泉、米、メロン、スイカ、ガソリン、団子、と唱え合います。

朝から強烈な猛暑。山鹿の温泉になぜ宮本武蔵像が?しかもおじいさんです。

まずは米。私はこのところのパールライスからのカリフォルニア米で、すっかり参っています。母がどうしても行きたいというお米屋さんの秘密は、店のおじさんが、好みを聞いてたくさん説明してくれるというところが味噌なんだな。私は硬めの米が好き、とくにおむすびにして美味しいお米をと言うと、石川のコシヒカリと、ミルキープリンセスを勧めてくれました。5キロずつ買って東京に送ります。店のおじさんが「娘さんはどこ?」「今は東京に住んでます」「今日はどこから?」「福岡です」おじさんは数年前まで福岡に住んでいたそう。「ご出身はどちらなんですか?」「宮崎の延岡」「えー、うちも宮崎に住んでましたよ」母に、宮崎に住んどったってと伝えます。母、はっきり言って耳が遠くなっている。自分が喋りたいだけ喋って、相手の声はあまり聞こえない様子、特に精米機の音が鳴ると、全く会話になりません。「えー、うちは三股でしたよー」と母がノリノリで会話しています。熊本のお米は去年、とても出来が悪かったそう、猛暑のせいですか?と尋ねるとそれもあるかもとのこと。中でも、森のくまさんという品種がとても味が落ちたそう。母は弟一家にあげる米を買って「何でー?さっきまであったのに」ポイントカードが無い無いと騒いでいます。私が先に済ませた会計のときのポイントカードを渡すと落ち着きます。

続けてメロンドーム。母は何とかという品種は売り切れていたけれど、何とかという品種は同じ甘さって、と2玉、買っています。

メロンドーム、何度来ても、その魅力がわからない。

続けてスイカ。スイカ市場を抜けて、

お店の方に尋ねると、スイカは梅雨明けまで。もう甘くない、とのこと。買わずに店を出たいけれど、母は何でもかんでも買おうとします。

とくに、TPに申し訳ないと思っているらしく本当ならスイカとメロンをセットにして送りたいらしい、私が荷物になるけん、いらんいらんと言っても、ちくわやら、油揚げやら、自分の好みのものをあれこれ買ってしまいます。玉子はさすがに断ります。母、レジの受付の女の子と長話しています。どうやら、ネイルを可愛いと褒められているよう。「これ?シール」「あじさいですね?私は花火」「わー、可愛い」「お客さんも可愛いー」

母が、安いという店でガソリンを入れています。「何でー?さっきまであったのに」とポイントカードが無いと騒いでいる声が車の中まで聞こえてきて、店のおじさんが自分のところのポイントカードを貸してくれています。

「あ、カンナ!」昔はどこにでもあったのにねーと、信号待ちの時間、母が懐かしがっています。

最後は、団子。だんご汁の団子を買うというので道の駅へ。

「そこで食べただんご汁が美味しくて、店のひとに美味しいですねーって言ったら、中で売ってますよって」今日は暑いから団子だけ買って帰るそう。私にも買ってくれます。

少し車を走らせると、また別の道の駅です。「今日はもうお父さんのとこ行くの辞めよう」どうやら父の納骨堂に行く予定だったらしいけれど、タケノコが美味しいという道の駅でタケノコ飯を買いたいらしい。母はレジで何らかのポイントを貯めようとして説明を受けて、諦めています。

季節じゃないものの、タケノコの煮物やら焼き鳥やら、あれこれ買って食べます。母は熱中症にならないようにと巨大なタンブラーをいつでも持ち歩いています。買ったお惣菜で美味しい昼ごはんです。ふと、お隣にいた車椅子の方に挨拶すると、どこに行かれるんですか?と声をかけて下さってお喋り。10年前、親戚一同が何十人も集まってなにかのお祝いをした後、看護師の仕事に行ったら、そこで倒れてそれっきり、麻痺して、もう情けなくてとおっしゃるので「左手も動いて、車椅子だっていいですよ、うちの父も車椅子でもいいから生きていて欲しかった」などと会話、そのうち旦那さんも参加して「まだ体が動くうちだったからよかった、これがお互いに年取ってから倒れたら、何も出来んやった」まだ家事の引き継ぎも何でも、一緒にできるから良かったとのこと。「最先端ですね!家事男子」とか言って大笑いします。「またどこかで会ったら声かけますね」とお別れ。母はまたネイルを褒められています。すごいんだな、ネイルのちから。

八女から高速に乗ろうとしたら、工事中で70分の渋滞とのこと。

母は「3号線で帰ろう」と、下道へ。

「あれ撮りい!撮った?」何でしょう、これは。私はこうやって福岡の知らない道を通るたびに、本当に九州のことを知らなかったと思い知らされます。いつも助手席に乗って、母や祖母、祖父と車で移動していただけで、その場所がどこかも意識していなかったので。「自分たちで旅行するようになって、地図を意識するようになった」と言ってみます。

太宰府から都市高。長い時間、母と免許といつ返納するか、老後はどこで暮らすかなど、笑いながら夢を語り合います。きっと余程ダメにならない限り、免許は返納しないだろうし、引っ越しもしないだろうけれど、それでも。

あー、楽しかったねーと帰って来て、仏壇に手を合わせます。「お父さん、今日は行けんでごめんね。今日はいろんな出会いがあったよ」お米屋さんのことと、車椅子の女性たちのことらしい。「お母さんさぁ、ポイントカードは行く前に、お財布で場所決めとったら?さっきまであったのにーって大騒ぎやったね」「だってさっきまであったのに」買ってきたお惣菜をつまみに、巨大ビール缶からビールを飲んで、足りない分はコンビニで買ってきてビールを飲みます。私はとうとう我慢できなくなっていた、本来の帰省の目的、掃除をします。まずはトイレ、洗面台、台所。とにかく掃除機をかけます。玄関で声がしたと思ったら、甥っ子が自転車用ヘルメットを被って登場、やがて弟もヘルメットを被って登場。弟は今日、沖縄に出張だと言っていたのに、早めに帰って来てくれたんでしょう。甥っ子に、100均で買った真っ赤なレジャーシートを「これ、私が探しに探して、選びに選んだレジャーシート」と渡すと、少し不思議そうにして、すぐ自分のリュックにしまっています。弟と甥っ子は、こないだ京都の叔父叔母たちと行った温泉旅行のときの湯もみの道具を作ると言って、板と棒を買ってきていて、父の道具箱から彫刻刀を出して穴を開けたりしています。私も参加して甥っ子に力の入れ方を教えます。「ここを伸ばして力を入れて、ここは、淵をすべらせて」大騒ぎしたら弟と甥っ子は帰って行きました。母「あんたは本当に、子どもに教えるのが上手やね」「本当?うれしい」私は保育園の頃から弟を育ててきたような感覚だから、慣れているのかな?そうやったら嬉しい。母はいつでも妹か娘のようなポジションでした。明日はもう朝起きたら、東京に戻らねばならないから、なかなか眠りにつけません。

山鹿へ

今朝は、弟妻のKさんが母に車を返しに来るとのこと。弟が対物事故をして車を廃車にして、新車が納車されるまで母の軽自動車を貸していたのです。

Kさんたちももうすぐ万博に行くから、情報をたっぷり交換します。

今日も喫茶店で仕事。母も来ます。私はちょっと驚いちゃったな、母は「コメダで私はいつもコーンスープ」とコーンスープ&モーニングを食べた後で、私が仕事しているから退屈したのか「もう一杯ドリンク頼んだら、またモーニング付くやろか?」アイスコーヒーを頼んで、瀬戸内レモンマーマレードのモーニングを頼んでいます。2つ頼むって発想が無かったものな。母って自由だな。私が仕事している間、母は一度家に戻って温泉の準備をして、戻ってきました。

母の運転する軽自動車に乗って、Wifiで仕事しながら熊本県へゴー!

母は山鹿の温泉を予約してくれています。「こないだ京都の叔父ちゃんたちと泊まって、やっぱりいいねって」先月、弟一家と京都の叔父叔母で旅行したそう。「2日目の宿が最悪やった、高いばっかりで、料理が全部薄味」母はメロンドームで車を停めます。私がまだ学生の頃から母は必ず、このメロンドームに立ち寄りますが、正直言うと、どこが好きなのかさっぱりわかりません。母はお目当てのメロンが売り切れだったと、明日の朝、再チャレンジするそう。

母は「そうだ、菊池渓谷行こう。あなた、行ったことあったっけ?」「いやー、覚えてない。TPと旅行し始めてから、どこに行くとかちゃんと意識するようになったけど、お母さんの車に乗っとうだけやったけん、どこがどうとか意識が薄かったもんね」行ってみると、来たことのない場所でした。母は前の職場のひとたちと来たり、父とも「3年前やったかな、いや違うわ、5年?いや10年前か」一緒に来たそう。だって3年前はもう父はあの世ですからね。

なかなかいいところです。いつかTPと来よう。

くたびれた母は入口で待っていて、ひとりで歩いて上がります。子どもの頃から、母はひとりで行っておいでとマッチのコンサートやら、何かのツアーやらに行かせていました。私が学生の頃、弟は学生寮、父は単身赴任で母とふたり、人生の自由を謳歌して、夜中に温泉に出かけたり、月に何度も旅行したり、映画館へ行ったりしていましたが、その頃から私が行きたい場所で母が興味ない場所は、母は車の中で待っていて、ひとりで回っていました。

本当にいいところだな。

下に降りて、しばらく涼みます。約30分、入口に戻ってみると母は海外のひとからレモンソーダを買って飲んでいて、その使い捨てカップがハート型で可愛いと持って帰ると言って聞きません。「そこで洗ってきて」洗って戻ると「ストローは捨てて良かったのに。まさか私がストロー捨てたねって怒ると思った?」「うん、思った」また次の帰省で台所に放置されていたら捨ててやろう。

いよいよお宿へ。それにしても田んぼばっかり。米不足が嘘のよう。でも今、田植えをしているところもあって、不思議に思います。もう7月なのに。

めぐみ山荘。

いい部屋やね〜

わーー、源泉かけ流しやん!入りたい放題やん。

母も「いいところやろう?」とご満悦です。「畳がいいと思わん?写真に撮りい」

本当ね、畳がいいね。おっといけない私はこれでもオンライン勤務中。退勤時間直前で飛び込みの重たい仕事が入ってきたので、残業してがんばります。パソコンを閉じて、あー、これで本当の休日!

夕方18時。晩ごはんです。本当にいい宿、何てことのないメニューのひとつひとつが、全部味がいいと喜び合います。「やろ?おいしかろう?」母は我がことのように宿を自慢します。後から揚げたての天ぷらも届いて、おなかいっぱいったらありません。お米もおいしい。熊本米だそう。

九州は日暮れが遅い。喫煙所で一服します。

触覚まで入れると20センチくらいあろうかというほどのカミキリムシみたいな虫がいます。食事のときに頼んだ日本酒を、部屋に持ち込んで、母とテレビを見てはあーだこーだ言ったり、それぞれ温泉に入ったり、寝転んだり、おしゃべりしてまた温泉に入って。「何だか興奮して眠れん」母が持参していた睡眠導入剤を飲んで、夜23時、眠ります。1日中、母と喋っていたように思います。