A君

キモチのかけら―My Sixteen Report

キモチのかけら―My Sixteen Report

お腹に突き刺さるほどの感性、華恵さんの本が出ていました。何度も何度も確認したのに、仕事で失敗をしてしまい、「もうクビにして下さい」という言葉を飲み込んで帰宅し、この本を読むと、すーっと氣持ちが落ち着きました。私は、かなり神経を張り詰めないと失敗をしてしまう人生です。でもこういう時、中学で同級生だったA君を思い出します。遠足が延期になったのを忘れて、ひとりジャージ&リュックで登校して来たA君。とっても無口で、いつも一番に登校して、皆勤賞だったA君。好き勝手に遅刻と早退を繰り返していた私は、ジャージ姿のA君を見て、一日中笑いが止まりませんでした。笑われても黒板だけを見つめていたA君・・・A君のことを思うと、励まされるのです。